半崎美子さん、人生案内

 シンガー・ソングライターの半﨑美子(はんざきよしこ)さんが、読売新聞・くらし家庭面の「人生案内」をテーマにしたコンサートツアー「『人生案内』と私」を、9月から11月まで全国5都市で行っています。人生案内を愛読し、何回も回答に救われてきたという半﨑さん。インディーズ音楽活動を続け(歌手の道を目指して19歳で上京し、パン屋に住み込みで働きながら作曲活動を続ける)、36歳にして2017年4月5日にメジャーデビューした遅咲きの正統派・実力派シンガー・ソングライターです。2006年から歌える場を求めて一人で全国各地のショッピングモールを回るうちに「ショッピングモールの歌姫」の異名をとるようになりました。まさに努力は道を拓く典型ですね。桑田佳祐さんが大絶賛して、広く知られるようになりました。さだまさしさんを尊敬し、目標とされています。

 その昔、2017年8月11日、日吉津イオンモール半崎さんのミニライブが開かれたので、私は立て込んでいた仕事原稿をほっぽり出して〔笑〕参加してきたのを覚えています。ミニライブ終了後、サイン会へと移っていき、私も行列に並びます。これまたものすごい数の人です。一人一人時間を取って、丁寧にそして誠実に受け答えをしておられました。私の順番になって、今日の生歌には震えがきたこと、私のブログで詳しく半崎さんを取り上げていること、私が好きなのは「夏の夢」で、弾き語りを聴きたかったこと、ぜひ今度はライブに行きます、ということをお伝えしました。CDにサインをしていただき、素敵な笑顔でがっちり握手をしてもらって、会場を後にしました。やはりCDよりも生の歌声は違いますね。今日も感動で、最後の方ではウルウルきそうでした。半崎さんも、たくさんのファンに並んでもらって、感動しておられましたね(涙ぐむ姿も見られました)。家に帰って、サインしてもらった昔のインディーズ時代のCDを聞きましたが、才能あふれ出る歌唱力には脱帽です。いい曲がいっぱい詰まっていました。これからもますます頑張っていただきたい歌い手です。

▲日吉津イオンモール会場

▲サインしてもらったインディーズ盤CD

「来てくれた人の人生の力になるコンサートにしたい」と話す半﨑さん=鷹見安浩撮影

  

 

「時に厳しく、時にはユーモアもある回答は、相談者に寄り添い、読者の道しるべになっている。悩んでいるのは自分だけじゃないと思えて、背負っている重い荷物を皆で分かち合える場所です」と、人生案内の魅力を語ります。「私の活動も、人生案内とリンクするところがある」半﨑さんは「ショッピングモールの歌姫」とも呼ばれ、2006年から全国のショッピングモールでライブ活動を始め、メジャーデビューした後も続けているからです。 「自分のことで涙を見せない そんなあなたを 何度も泣かせてごめんね」と母への感謝を込めた「母へ」。愛息を事故で亡くし、悲しみを抱えながら生きる姿を「前を向くそれだけでも つら いことが時にはある それでも進むことをあきらめないで」と歌った「明日へ向かう人」……。

 琴線に触れる歌詞とその歌声に心動かされたファンが、コンサート後のサイン会で列を作り並びます。悩みを打ち明けるファンも多く、「私は話に耳を傾け、一緒に涙するだけ。誰でも立ち寄れるショッピングモールで歌って交流すると、『一人じゃないんだ』という連帯感が生まれます」。印象深いのが、2021年9月7日に掲載された「亡き祖父からの手紙に涙」という30代の女性からの相談でした。他界した祖父からもらった手紙を実家で見つけると、女性の幸せを願う言葉がつづられていたが、読んだ覚えがありませんでした。「上京後はろくに顔を見せず、返事も書かなかったことなどを後悔して、涙が止まらない」とありました。回答者は作家のいしいしんじさん。いしいさんは「連絡をとらないこと。顔をみせないこと。祖父はまったく気にしていない。あなたを信じているからだ」「相談文は、祖父への返信だ。おう、(手紙が)届いたか、と祖父もいま、きっと笑顔でうなずいている」と答えました。 祖母の最期に会えず、ずっと後悔があったという半﨑さん自身もこの回答に出会い、「やりきれない思いが、回答の温かな言葉で救われた」と振り返ります。コンサートでは、人生案内から着想し、人生をテーマに作った新曲も披露する予定です。「集った人が互いにエールを送り合う時間にしたい」と微笑みました。

 いつか私の砂時計の最後の一粒が落ちた時、降り積もった砂は種のように風に運ばれ、再び誰かの砂時計の中で落ち始める。私がこの世からいなくなっても、音楽が残り歌い継がれていくことを願うのは、私の歌が自分自身より長生きしてほしいからです。そして一番の望みは教科書に自分の歌が載ることです。だからこそ時代も世代も越えて必要とされる作品を遺したい。様々な方の人生に触れるたびに、思わぬ配色の歌が生まれ、私自身の心の在り方も変わってきました。人の心に寄り添いながら曲を紡ぐことをこれからも一番大切にしていきます。   半崎美子

 彼女の念願が叶い、今年度、小学校の音楽の教科書に、自作の曲「地球へ」が掲載されました。♥♥♥

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