「松江は♥づくし」

 秋になって今、週末の松江市には、ものすごい数の観光客が押し寄せています。日本鉄道大賞・グッドデザイン賞をとった新しい「特急やくも」や、「寝台特急サンライズ」も常に満席で、市内のホテルは満室です。海外からのお客さんも多いようです。特に国宝・松江城の近くを自転車で通ると、人気の凄さが分かります。そんな松江市にはハートが満ちあふれているんです。長年松江に住んでいながら、ご存じない方もたくさんおられますので(私もかつてそうでした)、今日は私がいつもお客さんをお連れする「松江は♥づくし」をご紹介してみたいと思います。

 まず松江城に大手木戸門跡から入ると、左手に立派な石垣、右手奥に「観光案内所」、左手奥に天守方面に続く階段があります。この階段の石垣にハートが隠れていますよ!この松江城への石段を登り始めて13段目の左側目の高さの所に、一つだけハート形の石があるんです。階段は歩幅の違う2種類の大小の階段から成り立っているのですが、大きな階段の13段目の左側で、目線の高さくらいにあります。観光客が多い時間帯ですと、その辺りの石垣が賑わっていますのですぐに見つかります。ちょっと斜めのハートの石です。松江城のひそかな人気「縁結び」スポットなんだそうですよ。

 石段を上がり、松江城天守に入って(地下一階)、階段を2階(天守1階)に上がります。左に進むと松平家初代藩主・松平直正公の初陣像があります。その斜め向かいの包み板柱の裏側にもハートの木目が隠れています。これは知らない人は気づかずに見逃してしまうかもしれませんね。非常にわかりにくい場所に隠れていますから。松江城入り口にある「観光案内所」で分かりやすいパンフレットを配布しています。また天守に入ってすぐのチケットを渡す「入場受付」でも、このハートの柱の見取り図をもらうことができました。丁寧に場所も教えてくださいますよ。これが「縁結びにご利益」と、口コミで大人気なんだそうですよ。太い松材に板を添え、金具で固定して強度を高めた柱です。「力(愛)を寄せ合わせて頑丈に城を(家を愛を)守る」ということでしょうか。拡大するとこんな風になっています。

 松江市の町中も、観光客であふれかえっています。新装なった「カラコロ工房」の真正面、カラコロ広場近くの大橋川京橋川に挟まれた京店にある「紺屋小路(こうやしょうじ)通り」にある有名な縁結びスポットを探して観光客がたくさん歩いておられます。かつて、この界隈には堀川の清らかな流れを利用した染め物を生業とする「紺屋」が繁栄しており、南北に細い小径が幾筋もあったそうです。

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 無意識に歩くと、何気なく通り過ぎてしまうような石畳の普通の路地なのですが、実はここにちょっとした仕掛けが隠されています。ここの石畳通りの石には、大小二つの「幸福のかくれハート」が刻まれているのです。石畳に割と大きなハートが浮き出ています。そして30mくらい離れた場所にもう1枚少し小さめのハートの石畳があります。大きなハートは小径の真ん中付近にあるので、割と簡単に見つかるのですが、小さい方は通りの隅っこのほうにひっそりとあるので、なかなか見つけるのに苦労します。この小さな方のハートの上に女性が立って素敵な男性との出会いをお願いしたら、もう一つの大きな方のハートを最初に踏んだ男性と結ばれると言われているそうです〔笑〕。ロマンチックな噂の舞台がここです。

 その近くの松江・京店商店街の石畳の通りには、美味しいお店が沢山あり(みなみ、月ヶ瀬、パパ厨房等)、交通規制をしているためほとんど車が通らない素敵な小道です。そんな京町通りの石畳の中にもピンク色をしたハート型の石があります。女性の観光客がよく自撮りしている光景を見かけますね。恋愛のローズクオーツと、万能を意味する水晶の二種類の❤があるのです。さらには、お店の入り口付近にもハートをあしらった石が彫ってあります。遊び心があっていいですね。

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 また、松江北高校の坂を降りたところにある、武家屋敷が建ち並ぶ塩見縄手に、ハートのくぐり松があります。ハートの切り口のある「くぐり松」をくぐると、幸せが訪れるらしいんです。塩見縄手というのは、ここに住んでいた「塩見小兵衛」が異例の出世を果たしたことから、彼を称えて姓の「塩見」に、縄のように 一筋に伸びた道を表す「縄手」という言葉をつけて呼ぶようになったとのことです。この塩見縄手の北堀側の歩道には、江戸時代からあると言われる松並木があり、歩行者はこの松がトンネルのようになっている「くぐり松」を二回くぐらないと通行できません。この一つの松に♡模様があるのです。確かに枝の切り口が横向きのハート形になっていますね。説明の紙も立っています。

 5種類の地ビール・ビアへるんが飲める「地ビール館」のとなりの、堀川遊覧船乗り場の前に、夫婦船頭と甲羅がハートになっている亀のモニュメントがあります。縁起のよい亀とハートの組み合わせで、幸せが倍増しそうですね。これは、平成9年の堀川遊覧船の運行開始から、13年間で乗船客400万人に達成した記念に、平成22年に建立されたものです。しかもこちらの石碑の石は松江の特産品「来待石」が用いられているんです。堀川一帯には多くの動植物が生息しており、特に亀は数が多く堀川を代表する生きものです、プカプカ浮いているのがよく見られます。日本では、昔から「鶴は千年 亀は万年」と言われ、亀は長寿の象徴とされています。亀甲模様の中にハートマークを刻み、ご縁を授かるご縁船を表現しています。また夫婦船頭の婦人の胸元にも、ハートマークが刻まれていますよ。写真の胸元をよーくご覧ください。松江の数ある縁結びスポットの一つです。

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 いかがでしたか?「松江は♥づくし」がお分かりいただけたかと思います。ぜひ松江を訪ねてみてくださいね。♥♥♥

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