ゴディバ

 「ゴディバ」(GODIVA)は世界中で愛される、ベルギー・ブリュッセルで誕生した、ベルギー王室御用達の高級チョコレート・ブランドです。1926年の創業以来、世界中へチョコレートの美味しさと幸せな時を届けてきました。ゴディバの始まりは、古くからチョコレート作りの中心地として名を馳せてきたベルギーの首都・ブリュッセルです。その地で1926年に、ドラップス一家がチョコレートを作り始めたことが、ゴディバの歴史の幕開けです。ベルギー・ブリュッセルでマスターショコラティエだったドラップス氏。自宅の地下室を使い「ショコラトリー・ドラップス」としてチョコレートを作り始めます。家族全員が会社の運営に協力し、4人の子供たちはそれぞれ製造、仕上げ、箱詰め、配送に携わっていました。創業者のピエール・シニア・ドラップス氏が亡くなり、その数ヵ月後にドラップス夫人も亡くなります。残された4人の子供たちは、自分たちの力で家業を守り続けました。ジョセフは顧客の心を理解する才能を持っていました。ピエール・ジュニアは絶えず新しいチョコレートを開発する創造力を持ち、フランソワは滑らかなマジパンとおいしいゼリーの作り方をマスター。イヴォンヌは包装紙やリボンなど、美しいパッケージを開発しました。

▲やはりゴディバは入れ物もおしゃれでチョコも美味しい

 「ショコラトリー・ドラップス」だった会社を「ゴディバ」とし、ブリュッセルのレオポルド2世通りに、「ゴディバ」第1号店をオープンしました。「ゴディバ」の名は、11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバに由来します。11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバが、重税を課そうとする夫を戒め、苦しむ領民を救うために自らを犠牲にした勇気と深い愛に、創業2代目のジョセフ・ドラップスとその妻ガブリエルが感銘を受け、「ゴディバ」をブランド名に冠したのでした。それ以来、「ゴディバ」はその愛の精神をチョコレートに込め続けており、現在も「私たちは記憶に残る幸せな時を届けます」というゴディバの「ミッション」(使命)として引き継がれています。

 ブリュッセル市内にある“世界一美しい広場”と呼ばれるグラン・プラスに旗艦店をオープン。季節のテーマや折々の出来事に題材を得て、創造性に富んだチョコレートを次々と発表し、さらに、美しいディスプレイやラッピングでウインドウを飾りました。「ゴディバ」の名は瞬く間にベルギー中に広がり、同時に、チョコレートは個性的で高級なギフトとなったのです。初の海外ショップをパリのサントノーレ通りにオープンしました。以来、ゴディバは世界的なチョコレートブランドに成長し、プレミアムチョコレート市場のリーダーとして位置づけられました。

 中世から続く、伝統ある「ベルギー王室御用達」制度。権威ある「ベルギー王室御用達ブランド」として「ゴディバ」が認定されたのは1968年12月20日のことでした。非常に厳しい審査を経て得られる「ベルギー王室御用達」の栄誉は、継続するのも簡単なことではありません。認可団体アソシエーション・オブ・ザ・ベルジアン・ワラント・ホルダーズによって、5年ごとに再審査が行われます。毎回、選ばれるチョコレートブランドはひと握り。ゴディバは半世紀以上もの間「ベルギー王室御用達」の称号を保持し続けているのです。

 日本では、高級チョコレートの先駆けとして、1972年に日本に出店しました。現在、国内では百貨店やショッピングモールを中心に300店舗以上を展開するほか、コンセプトストアの「ATELIER de GODIVA(アトリエ ドゥ ゴディバ)」や、「GODIVA café(ゴディバ カフェ)」「GODIVA Bakery ゴディパン」といった新業態の店舗も次々とオープンしています。

 例えば、ベルギーチョコレートといえば「外側のパリッとした食べ応え」と「内側の甘美で柔らかな食感」のプラリネが有名ですが、ゴディバのチョコレート工場は現在でもプラリネを自社厨房で作っている数少ないショコラティエのひとつです。プラリネの味を決める大事なステップであるサブラージュ(ヘーゼルナッツを蒸して砂糖でキャラメリゼする伝統的な工程)は、今でも熟練のチョコレート職人のみが担当し、自らが積み上げた経験と感覚を頼りに作業を進めています。厳選されたヘーゼルナッツをローストし、キャラメリゼされたものを細かくすり潰してペースト状にした自家製のプラリネは、創業時からゴディバ独自の滑らかさと香ばしさを引き出します。

 ベルギーの小さな自宅工房で生まれたゴディバは、1972年にニューヨークと日本に、1999年には香港へ進出、現在ではヨーロッパ、北米、アジアから中東にいたるまで展開し、現在では世界各国で販売され、愛され続けています。そして、ゴディバは2026年に100周年を迎えます。ゴディバはこれからも「We Create Memorable Occasions of Happiness.(私たちは記憶に残る幸せな時を届けます)」というミッションに基づき、チョコレートを通じて多くのお客さんに幸せを届けてくれることでしょう。

 「ゴディバ」(GODIVA)の名は、11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴダイバに由来します。「ゴディバ」のシンボルマークである、馬に跨った裸婦こそが、重税を課そうとする夫を戒め、苦しむ領民を救うために、自らを犠牲にした誇り高き彼女の姿です。ちょっとその歴史を見ておきましょう。

▲高松のゴディバ

▲松江のゴディバ

 領主レオフリック伯爵とその美しい妻レディ・ゴディバの伝説は、1043年、英国の小さな町コベントリーで生まれました。レオフリック伯爵は、コベントリーの領主に任命され、この小さな町を豊かで文化的な都市へ発展させようと決意しました。大変信心深かったレオフリック伯爵レディ・ゴディバは、初めに大修道院を建設しました。修道院はさまざまな宗教的、社会的活動の中心となり、この成功により伯爵の野心はますます燃え上がり、次々と公共の建物を建てては、領民から取る税金を増やしていきます。あらゆるものを課税の対象とし、肥料にまで税金をかけ、領民は重税に苦しむことになります。心優しいレディ・ゴディバは、貧しい領民たちにさらに重税を課すことがどんなに苦しいことか、夫の伯爵に説き、税を引き下げるよう願い出ました。伯爵は拒否しましたが、彼女は何度も訴え続けます。ついに議論に疲れた伯爵は、彼女に告げます。「もしおまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り、コベントリーの町中を廻れたなら、その時は税を引き下げて建設計画を取り止めよう。」と答えます。美しい彼女は大変に悩みましたが、翌朝、一糸まとわぬ姿で馬にまたがって町を廻りました。感激した領民たちは、そんな彼女の姿を見ないように、その日家の窓を固く閉ざして敬意を表しました。そして伯爵は約束を守り、ついに税は引き下げられたのでした。

 ゴディバの創始者ジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルは、このレディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに誕生した自らのブランドに、「ゴディバ」の名を冠しました。 以来、ゴディバはその愛の精神をチョコレートに込め続けています。味わう人すべてを幸せで満たす芳醇な味わいは、人を思いやる深い愛を伝えますゴディバのチョコレートを味わうひととき、それは愛に満ちた時間です。今日は「バレンタインデー」です。松江駅のお店には大行列ができていました。♥♥♥

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