「ウェザーニュース」はなぜ当たる?

 私は週に3日、松江から米子に通勤しているので、どうしてもその日の天気予報が気になります。最近、私が頼りにしているのが「ウェザーニュース」の天気予報です。先日も『朝日新聞』『読売新聞』のお天気欄は1日中「雨」予報と出ていたのに、「ウェザーニュース」だけは雨は降らず曇りという予報でした。結果的には私の行き・帰りには一切雨は降りませんでした。またある日、新聞欄は一日中雪マークだったのに「ウェザーニュース」は曇りと出ていて、その通りに私が帰宅するまで雪は降りませんでした。今日は、週に一度電動自転車で古志原まで温熱療法(テルミ)を受けに出かける日だったのですが、日本気象協会も新聞2紙も午後からずっと雨と出ていたのに、「ウェザーニュース」だけは夕方から雨という予報でした。そしてその通り午後4時過ぎに家に帰るまで雨が降ることはありませんでした。最近はいつもこんな調子なので、私はもっぱら「ウェザーニュース」を信頼するようになっています。ウェザーニューズでは、天気予報の精度に徹底的にこだわり、毎日の予報に対して評価と改善を繰り返して、精度の向上に取り組んでおられます。日本における民間総合気象情報サービスの草分け的企業であるとともに、世界最大の民間気象情報会社となっています(従業員約1,000人)。2025年1月26日のテレビ番組「ガイアの夜明け」でも大きく取り上げられました。

 「降水捕捉率」は、実際に雨が降った日に、雨が降るという予報を出していた割合のことですが、「ウェザーニュース」の2023年の一年間を通じた降水捕捉率は、88%となりました。気象庁がホームページ上で発表している結果と比較すると、1月から12月の全ての月で「ウェザーニュース」が上回る結果となりました(下のグラフ参照)。ゲリラ雷雨(ゲリラ豪雨)など突発的・局地的な雨が増えるため、他の期間と比べると精度が落ちやすい夏の期間において、特にその差が顕著となっています。

 「ウェザーニュース」の予報と気象庁が発表する予報を比較・対照すると、大きく4つの違いがあります。

 1つ目は予報を組み立てる手順や方法が、各気象会社・機関によって異なるということです。コンピューター・シミュレーションでこの先の予想を計算させるのは、どこの機関も同じなのですが、その計算方法や計算結果に、各機関の専門家によって独自に情報を加えています。また、「ウェザーニュース」では、計算の基となる、今の天気がどうなっているかという情報が、非常にきめ細かく、気象庁よりもたくさんあるため、正確な計算を行いやすくなっています。

 2つ目は、天気予報を発表する場所の単位が1km四方と、とても細かい範囲で予報をしているということ(気象庁は5km四方)。例えば、同じ東京23区内でも東京駅新宿駅では、その日に雨が降るかどうかや、気温にも違いが出てきます。その違いもしっかりと別の地点の予報として発表しているのです。

 3つ目は、予報時間のきめ細やかさです。「ウェザーニュース」ではその地点の3時間ごとや1時間ごとの天気や気温の予報はもちろんのこと、アプリやWebサイトでは1時間先まで5分ごとの天気予報を発表しています(気象庁は3時間ごと)。

 4つ目は、予報を1日のうち決まった時間に数回発表するのではなく、随時最新の天気予報を発表・更新していること(気象庁は5時, 11時, 17時の1日に3回)。空の様子は絶えず変化しているため、予報の基となる情報も時々刻々と変化しています。特に、局地的な範囲で起こる現象については、1日前・半日前に予想を完全に当てるのは難しいのですが、数時間前になれば局地的な現象でも高い精度で伝えることができます。そのため、「ウェザーニュース」では、決まった発表時間を待つことなく、最新情報を常に天気予報に反映するようにしておられます。

box2

 適中率とは、予報全体のうち、雨の予報で雨が降った割合と、雨が降らない予報で雨の降らなかった割合とを足したものです。つまり、雨の降った所と雨の降らなかった所を合わせた精度となります。「ウェザーニュース」の2023年の一年間を通じた適中率は、88%となりました。このように「ウェザーニュース」が高い精度で予報を発表できる背景には、いくつかの理由が存在します。

 まず1つ目は、日本最大の気象観測網を持っている点です。「ウェザーニュース」は、独自観測機や気象庁が設置している約1,300か所のアメダスなども合わせて、全国に約13,000か所の気象観測網を備えています(他社の10倍)。また、全国の「ウェザーニュース」のユーザーの皆さんからは現地の空や天気の報告やカメラ映像(ウェザーリポート)がリアルタイムに届きます(1日に届くユーザー情報の数は20万件以上!)。予報センターでは、気象観測データに加えて、ユーザーから届く天気リポートをリアルタイムで確認し、天気の実況把握を行います。ユーザーから届いた情報は即座に天気予報に反映され、より正確で詳細な情報をベースに天気予報を作ることが、精度向上につながっています。

 2つ目は、世界各国の気象予測モデルを独自に最適化している点です。「ウェザーニュース」では、日本の気象庁・ヨーロッパ・アメリカ・韓国・ドイツなど世界各国の気象予測モデルに加えて、独自に開発した気象予測モデルの計算結果を天気予報に用いています。各気象モデルのシミュレーション結果にはそれぞれ癖や特性がありますが、気象のエキスパート(気象予報士)の知見を盛り込んだ独自のAI技術でそれらを評価・最適化して天気予報を作ることで、より高精度な天気予報を実現しています。

 3つ目は、1km四方という超高解像度な天気予報の発表です。ウェザーニューズでは1km四方という非常に細かい解像度で天気予報を発表しています。この超高解像度な天気予報により、細かい地形などによる地域特性や小さいスケールの気象現象まで表現できるようになったことで、精度向上につながりました。多くの天気リポートに支えられながら、精度の高い予報を提供し、利用者の皆さんにお返しができるように努力し続けておられます。

 「ウェザーニュースYouTubeチャンネル」(登録社数130万人超)は、24時間お天気情報を流し続ける唯一無二のチャンネルですが、14名の個性的なウェザーニュースキャスターが活躍しています。♥♥♥

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す