11連休!

 公立・県立の高校に通う高校生のゴールデンウィークgolden weekは元々映画興行界の用語が起こりと言われますが、英米にはこのような習慣はありませんから「和製英語」で通じません。説明してあげる必要があります。日本に滞在経験の長い英米人はよくご存じで、私の知り合いのALTなどはよく使っています)は、2025年4月26日(土)から始まりました。今年度は4月28日が平日の月曜日、前半は登校日が多く、後半の5月3日(土)から5月6日(火)がGWです。今年は飛び石になっているために長い休みを取りづらい曜日の並びとなっており、なかなか旅行の計画が立てられないでいます。今年はどこにも行けそうにありません。私が通う勝田ケ丘志学館はカレンダー通りの授業で、教えては休み、休んでは教えるという生活です。ところがです。私が教えている勝田ケ丘志学館が入っている鳥取県立米子東高等学校は、「体験的学習活動等休業日」と称して、間の平日を全部休みにして、4月26日から(しかも25日は遠足)「11連休」になると聞きました。昨年度は10連休だったとのこと。「連休中は普段できないような体験的な活動を行うなど、時間を有意義に使いましょう。」(米子東高HP)生徒は大喜びでしょうが、こんなに休ませて一体どうするつもりなのでしょう?特に入学したばかりの一年生は勉強の習慣をつけるのに四苦八苦している最中のはずです。このツケは必ずどこかで払わなくてはならなくなることでしょう。卒業生に聞きました。「昨年の10連休は何をしてた?」――「テレビを見ていました」「ユーチューブを見てました」〔笑〕

 平成29年9月に学校教育法施行令が一部改正され、「家庭や地域における体験的な学習活動その他の学習活動のための休業日」を、各教育委員会で定めることが可能となりました。これを活用し、各県立学校の判断により連休の合間の日などを当該休業日とすることを可能とするほか、市町村教育委員会へも導入を働きかけることで、一部の県立学校、市町村立学校が導入しました。当該休業日当日は教職員の有給休暇取得も推進して休むことを可能にしています。「体験的学習活動等休業日」の狙いは下記の通りです。

1  体験的学習活動等休業日の趣旨
家庭や地域における体験的な学習活動等多様な活動の充実を図るためのもの。平成29年9月に学校教育法施行令が一部改正され、新たな休業日を定めることが可能となった。

2  導入のねらい
・児童生徒が保護者の方等と一緒に体験的な学習活動等に参加することを通じて、心身の健全な発達を一層促進する環境の醸成
・地域における保護者の有給休暇の取得の促進
・学校休業日の分散化

 「体験的学習活動」とは、自分自身が実際に経験し、学ぶ活動のことです。例えば次のような活動のことをいいます。

(1)生活・文化体験活動・・・(遊び、お手伝い、スポーツ、地域行事)

(2)自然体験活動・・・(登山、キャンプ、星空観察、動植物観察)

(3)社会体験活動・・・(ボランティア活動、職場体験活動など)

 「体験的学習活動等休業日」では、「家庭や地域での活動を通じて自ら学び、考える力を育みます」。実に結構なお題目です。しかし、私などには、業務に追われて、忙しさに疲れている教員が休むための施策としか思えないのですが…。年次休暇を取れば11連休です。最高ですね。私たちの時代にはあっても3連休程度で、その連休もこの時期部活動(ソフトテニス)の総体予選で全部潰れていました。時代が変わったんでしょうね。教員が楽をするとロクなことにはなりません。私が勤めていた学校が、業者模試を減らしたり、校内模試を減らしたり、伝統の「学問探求講座」を廃止したり、「寒稽古」を廃止したり、進路検討会の時間を大幅に短縮したり、全て「生徒のため」と称していますが、私に言わせれば「教員が楽をするため」です。そして楽をした分は必ずツケが回ってきます。「働き方改革」と称して楽をすることばかりに専心している印象です。私は「力を尽くして狭き門より入れ」といつも言っていました。無茶はいけませんが、無理はしないと結果は出ないのです。楽をして結果が残るのなら、苦労はしません。

 このゴールデンウィークに「ラーケーション」の活用が話題となっています。保護者の休みや都合に合わせて、子どもが平日に学校を休んでも欠席扱いとならない仕組みのことで、「学び」(ラーン)「休暇」(バケーション)を組み合わせた造語です。事前申請すれば、授業を欠席扱いとせずに休める仕組みです。かつては学校を休んで旅行や観光をするにはかなりの抵抗がありましたが、近年は「教室以外の学び」とやらの価値が広がっています。2023年に愛知県で始まり、熊本、茨城、山口、徳島などで導入しています。♥♥♥

▲どこにも行けない八幡はジバンシーのコーヒーカップでブルーマウンテンとCiistandのモンブラン

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す