『Bun2』

 私は文房具が大好き人間(文房具の八ちゃん)で 、お気に入りの東京・銀座「伊東屋」へ出向く度に、隅から隅まで歩き回ることを何よりも楽しみにしています。昨年8月には、間部香代『銀座伊東屋の仕事 文房具専門店クロニクル』(グラフィック社、2,090円)が出版され、創業120年の文房具専門店が明治、大正、昭和、平成、令和、と時代と共に歩み、店頭に並べられた商品の変遷や一つの文化史などを物語っていました。私たちのクリエイティブな生活を支えてきた文房具にまつわる仕事と人の話で、とっても面白かったです(写真下)。

 最近では、『文具屋さん大賞2025』(扶桑社ムック)という最新文房具(801点)のランキング雑誌が登場して楽しく読みました。毎年この時期に楽しみにしているムック本です。

 さて今日のテーマ。偶数月一日に発行される文房具情報フリーペーパーマガジン『Bun2(ブンツウ)』を楽しみにしている一人です。この雑誌は2004年10月に創刊され、20年以上続いている文房具情報誌です。私は創刊時から定期購読をしていました。A4サイズのフルカラーで、配布部数は約12万5,000部。文房具の最新トレンド情報を知るためには欠かせない媒体であり、毎号出るのを楽しみに待っているんです。また、文房具の新製品情報だけではなく、他のコラムも面白く読み耽ってしまいます。大きな文房具店では、無料で配布していますが、すぐになくなってしまうようです。私は会社から長年定期購読をお願いしていましたが、松江・田和山「ぶんぶん堂」(今は閉店)で無料配付していたので、そちらでもらうことにしました。ところが、私が定期購読を打ち切った途端に、このお店が潰れてしまいどうしたものかと思案していたら、末次本町の老舗文具店「原文パピロ21」のレジでもらえることを発見して、今日も最新号をもらってきました(写真下)。

 特集記事も連載も広告欄でさえも、全て文具であふれています。もはや無料で読める業界紙で、大きな見開き広告を見るだけで、文具好きの八幡はニヤニヤしちゃいます。気になっている文具がいつも表紙に取り上げられており、楽しみにしている特集記事では、「あ、これ気になっていたヤツだ」という文具がいつも特集されているんです。連載記事も充実しており、海外の文具事情も知ることができます。文具王・高畑正幸さんによる専門的なレビューなど、実に個性豊かな記事が連載されています。書いている人たち皆が文具好きだというのがビンビン伝わってきますし、自分の関心の薄い分野のレアな新商品などを知ることもできてとても楽しいです。普段生活していると、文具の広告ってなかなか目にする機会がないんですよね。でも、文具好きとしてはやっぱり最新情報を手に入れたいし、きれいに撮られた写真とか眺めたいじゃないですか。「この商品はお客様のこんな声から生まれました!」「ここを工夫しています!」こういう情報って、なかなか消費者には届いてきませんので(メーカーはいつだって消費者の方を向いているはずなのにも関わらず)、この情報誌のおかげで「あ〜だから使いやすかったのか」とか、「お店では気にならなかったけど、ちょっと試してみようかな」っていう気持ちが生まれてきます。普段は触れ合うことの少ない、メーカーと消費者を繋いでくれる架け橋のような貴重な存在の情報誌です。 「文房具の八ちゃん」の貴重な情報源となっています。♥♥♥

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