Ciistandに通いつめて

◎週末はグルメ情報!!今週はケーキ屋

 私は美味しいケーキには目がありません。私が6年間通いつめている大好きなケーキ屋さんが、松江駅南口の裏にある「Cii stand」(シースタンド 木曜日~日曜日 午前11時~無くなり次第閉店)です。松江駅南口から徒歩1分の所にある、食パンの「乃が美」のちょうど裏手にあたる場所です。若い女性パティシエ店長の講武千晶(こうぶちあき)さんが、25歳で独立して開業されました。大阪の名店「プレヴェール」と、神戸の最高峰「パティスリーアキト」(⇒このお店には私も今年3月に訪問してきました。詳しい紹介はコチラです)で修行を積んだ、若い店長さんです。ここが松江では珍しく、長い行列のできるおしゃれなケーキ屋さんなんです。開店した当初は、私が米子帰りの夕方頃に立ち寄ってもまだケーキを買うことができたんですが、口コミで松江中に美味しさが伝わってか超人気店となり、私が金曜日に米子から帰る午後2時過ぎには、もう「完売しました」の貼り紙で閉まっていることが多いんです。私が毎月発行している通信「あむーる」10月号は、この「Cii stand」の特集でした。

▲「あむーる」10月号裏面の特集

 講武さんは、小学生の頃からパティシエになることを夢見て、辻調理師専門学校製菓部門で学び、卒業後は大阪市内の洋菓子店で3年、神戸市で1年半修行を重ねました。修行を始めて1年目の秋に、指導のあまりの厳しさに耐えきれず、帰郷した際に、祖父の故・礼次さんに、思わず弱音を吐いたそうです。すると返ってきた言葉は「3年も持たん者が店を出せるものか!!」と突き放されたと言います。頑固な祖父の愛のこもった激励の言葉に背中を押され、技術を磨いて必ず松江に帰って来る、と固く約束を交わしたそうです。2017年のクリスマス直前に、礼次さんがお亡くなりになりました(享年86歳)。約束していたパティシエとして独り立ちする姿を祖父に見せられなかった深い悲しみの中で、「家族のそばで働きたい」との思いが一層強くなったと言います。帰郷を決めて、親族の家の1階部分を改装して構えたお店が、今の「Cii stand」です。このお店には、生前に祖父の礼次さんの焼かれた陶器がたくさん置いてあります。その想い出の品の数々を、以前店長さんに見せていただいたことがあります(写真下)。 それではと、開店時間(午前11時)に勇んで行くと、お店の前にはすでに長蛇の行列ができています。店長さんが一人で接客・箱詰め・会計を全部しておられるので時間もかかり大変そうです。季節季節の旬な果実を用いた上品な味で、ちょっと松江では味わったことがないケーキばかりで気に入っています(例:タルトタタンフレジェ)。祖父の面影を色濃く残す店内で、若い店長さんが目を輝かせながらケーキを焼いておられます。ぜひみなさん、一度足を運んでみて下さいね。私は今年もクリスマスケーキを予約します。

 9月にお店で店長さんに取材しました。

●パティスリーになろうと思ったきっかけは?――小学生の時にバレンタインデーで姉とクッキーを作ったらうまくいかなくて一人で悔しい思いをした。中学生になっても自分は机に向かって仕事をするのではなく、職人になろうと決めていた。両親の反対を押し切って、大学進学を目指すのではなく商業高校で頑張り、専門学校へ行きました。

●今までで一番辛かったことは?――修業時代、自分で考えたレシピを店長にダメ出しされ「自分の店でやりなさい!」「女性は結婚して子どもを育てるためにすぐに辞めてしまう!」と言われ、悔しい思いをして、絶対に自分のお店を持つと固く決意しました。

●一番嬉しかったことは?――修業時代のお店で、お客さん特注オーダーのケーキを、絵を描いたり苦労して作ったところ、とても気に入って褒めてくださって、以来お店に会いに来て下さる常連さんになったことかな。お客さんに喜んでもらえるのが一番と。 ♥♥♥

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