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プロフィール
八幡成人(やわたしげと)
1955年島根県安来市生まれ。英語教師として島根県公立高等学校に38年間にわたり勤務。2015年3月、島根県立松江北高等学校に10年間勤務したのを最後に退職。在任中は、朝は6時半に登校し、図書館で生徒と一緒に勉強に励む。『ライトハウス英和辞典』『ルミナス英和辞典』(研究社)の編集委員を務める。参考書、問題集など著書・論文多数。趣味はカードマジック・クロースアップマジック。自宅の「蔵」には世界中から収集したマジック・グッズ(特にカード)が多数眠っている。小田和正、さだまさし、一青窈、岡村孝子、辛島美登里、西村由紀江、柴田淳、リチャード・クレーダーマンをこよなく愛する。「好きなことをやり、メシが食えて、人から感謝される」(竹内 均氏)職業として教師を選び、「英語は絶対に裏切らない!」を掲げ、英語・読書の面白さを生徒たちに毎日熱く語った。文房具マニア、プロレスファンでもある。2015年6月松江北高に常勤講師として現場復帰。2017年6月より松江北高非常勤講師。2019年4月より米子「勝田ヶ丘志学館」講師。2024年3月松江北高退職。
重信慎之介引退
10月に巨人を戦力外となっていた重信慎之介外野手(しげのぶしんのすけ、32歳)が、現役引退を決めました。私は巨人の中では好きな選手でした(今季年俸3,000万円)。現役続行を希望していましたが、NPB球団からのオファーはなく自ら決断をしました。「すべての可能性をフラットに」とNPBや海外リーグ、さらに身体能力の高さを生かして他分野のアスリートとしての競輪やゴルフなど他競技への転向も検討しましたが断念。悩み抜いた末に、野球人生に区切りをつけました。「自分でも辞めるときはスパッと辞めるのかなと思っていたけど、時間がかかりました。今は次に進むしかないという前向きな気持ちです」と晴れやかな表情で語りました。「10年前、夢と覚悟を胸にこの世界に飛び込み、毎日が挑戦であり、学びであり、戦いでした。うまくいかない事がほとんどでしたが、うれしいことも悔しいことも沢山経験させていただきました。そのすべてが自分の財産であり、かけがえのない時間です」と綴り、続けて「入団してから今日まで、たくさんの方々に支えられ、ここまで野球人生を歩んでくることができました。指導してくださった監督・コーチの方々、チームメート、裏方の皆さん、そしてどんな時も応援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました」と感謝を述べ、「どんな時も応援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの熱い声援、拍手、笑顔が、自分にとってどれだけ力になったことか。思うような結果が出せず苦しんだ日々も、皆さんの存在が前を向いて走る力になっていました」と、ファンの後押しに感謝しました。私個人としては、あの足があれば、まだまだやれると思うのですが、厳しい世界ですね。
早稲田大学から2016年にドラフト2位で入団し、俊足を武器に2019年に106試合に出場するなど通算585試合に出場しました。通算打率2割3分。7本塁打。55打点。今季は1軍でプロ最少10試合の出場に終わり、2軍で多くの時間を過ごしました。大きな故障はなく、体はまだ動きますが、オファーがなかったことから、現実を受け入れました。俊足を武器に通算70盗塁。しびれるような場面での代走も多く経験しました。日本球界では少なかった二塁へのヘッドスライディングにいち早く目をつけ、研究を重ねた結果、二盗の際に足から滑るよりもわずかに速いことが分かり、2019年からヘッドスライディングを継続してきました。下手をすればケガのリスクもありますが、一つの盗塁に野球人生をかける覚悟で貫いてきた姿勢に感銘を受けていました。盗塁のできる選手が極めて少ない巨人にあって、代走の切り札としての存在感はピカイチでした。現役選手ではヘッドスライディングという異例の試みに挑んだのは、自己表現とともに野球の裾野を広げる狙いもありました。批判は少なくありませんでしたが、「だからこそ野球には絶対に手を抜きたくなかった」と本業と向き合いました。博識で坂本、小林ら先輩からも頼りにされ、1軍出場10試合に終わった今季は、2軍で後輩たちに食事をごちそうする兄貴分の顔も見せました。今後はビジネスについて学び、事業の立ち上げに向けて準備を進めるとのことです。趣味の自動車改造を生かしたビジネスでしょうか?「何か予定や目標がないといけない。じっといていられないタイプなんですよね」。持ち味のスピードとブレない心で、第2の人生へと駆け出す重信選手にはがんばってもらいたいですね。♥♥♥
サメはなぜ他の魚を襲わない?
私は全国に100以上ある「水族館を制覇する」という野望を持って、訪れる度に地図上で一つずつ潰していっています。今年は「須磨シーワールド」と「京都水族館」を訪れました。メインの大きな水槽の中には、さまざまな種類の魚たちが泳いでおり、本来なら、近くで生活していることはないだろうな、と思うような魚が、一緒に泳いでいる姿は、水族館ならではの光景で微笑ましく思います。そんな私が、巨大水槽の中をのぞくたびにいつも不思議に思うのは、サメの存在です。水族館のサメって、どうして一緒に泳いでいる魚を食べないのだろう?どうしても私の中では、印象深かった映画「JAWS」の影響でしょうか、サメには凶暴なイメージがあります。凶暴なはずのサメが(ジンベイザメなどのような例外もありますが)、同じ水槽の中を一緒に泳ぐ魚をなぜ襲わないのか、いつも不思議に思っていました。下記の本によれば、水族館に関する疑問の第1位がこれなんだそうですよ。
サメに限らず、ほとんどの生き物は、生きるために食べています。特に肉食系の生き物は、お腹がいっぱいの時にはストレスが少ないため、狩りをすることはないのです。人間のように、食事を楽しんだり、デザートは別腹、なんてことはありません。お腹がすいたらエサを探して食べるという単純な行動なのです。自然の海の中ならまずエサを探し回り、狩りをします。そうやってようやくエサを食べることができるのですが、この行動にはかなりのエネルギーを消耗することになります。しかし水族館では、決まった時間に十分なエサをサメに与えているので、彼らはわざわざエサを探して狩りをして食べるというエネルギーを使う必要がないわけです。つまり、水族館のサメが同じ水槽の魚を食べないのは、サメがお腹をすかせないように管理をしてエサやりをしているからなのです。定期的に栄養価の高いエサ(例えば魚やイカなど)が提供されています。さらには、水族館の環境はサメの自然な生育環境とは異なり、ストレスや興奮を減少させるように適切に管理され設計されています。サメが他の魚を襲わないように、展示の中には隠れ場所や十分な空間があり逃げることができる環境が整っています。サメと一緒に展示する他の魚類が相性が良いように配慮もされています。特定の魚類(素早く泳ぐ魚、群れで行動する魚)と一緒にすることで、サメの攻撃的な積極行動を最小限に抑えることができているのです。展示されている動物たちの間でトラブルが起こらないように、展示の安全性が確保されているのですね。サメも苦労せずにエサがもらえる環境なら、面倒な狩りなどしないというわけです。最新刊のなんかの菌『水族館飼育員のただならぬ裏側案内』(集英社インターナショナル、2025年)でもこの問題が取り上げられました。捕食者たるサメや大型魚に餌をやり、おなかいっぱいの状態にしてから、大水槽にイワシの搬入を行います。搬入後もサメたちがイワシを追いかけ回すことがないように、餌のやり方を工夫しています。生き物どうしのバランスを見ながら、飼育員は展示の構成に苦労しているのです。
要するに、サメが水族館で他の魚を襲わないのは、①餌が与えられていること、②共存しやすい環境が作られていること、そして、③個体ごとの行動パターンなどが影響しているからです。
さて、厳密に十分なエサを与えられてお腹がすいてはいないはずなのに、実はまれに、サメが魚を食べてしまうこともあるそうです。やっぱりね。スチーブン・スピルバーグの人食いザメの映画「ジョーズ」でも描かれていましたが、サメは血の匂いにとても敏感です。水槽の壁に激突して血が出てしまった魚がいると、異常に興奮して食べてしまうことがあるそうです。サメは一滴の血を100倍に薄めたものすら感じ取ることができると言われるほど、血に敏感なんです。また、弱って動きが鈍くなっている魚にも、サメは反応します。動きが速くて元気な魚は襲う気になりませんが、目の前に弱々しく泳ぐ魚がいれば、食べてしまいます。これはサメの本能なのかもしれません。サメが食べてしまえば、水槽の中の魚が減ってしまいます。水族館では減った分の魚を、ときどき補充しているのだとか。私などは、サメが魚を襲うほうが普通だよなと、素直に思ってしまいます。
そうなると大切な魚の数がどんどん減っていってしまいますが、それでもサメをその他大勢の魚たちと一緒に飼育・展示するのには理由があります。それは「外敵がいる状態(自然に近い環境)を作ることで、他の魚たちが自然に近い行動を起こすようになるから」です。例えば、イワシは外敵から身を守るために群れで行動し、自分たちを大きく見せます(⇒イワシの巨大な群について詳しくはコチラに書きました)。これは外敵がいる緊張状態だからこそ見られる光景なので、サメを同じ水槽に入れるのは非常に効果的なのです。イワシの大群は水族館の目玉ショーにもなるほど迫力のある展示なので、お客さんにとっても嬉しいものですからね。♥♥♥
アメリカ流行語大賞
『現代用語の基礎知識』(自由国民社)では、毎年恒例の『現代用語の基礎知識 選「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」』の「ノミネート語30」を発表しました。2025年度は、米国トランプ大統領の再登場をはじめ、物価高や異常気象、政治の動きなど、国際・国内の社会情勢を色濃く反映した言葉が並んでいます。2025年度の傾向としては「前半は新語・流行語が少なかったと言えるが、トランプ大統領の再登場で関税関連、その後、米、物価高、異常気象、首相首班指名等で数多くの言葉が生まれた」。 「それらの言葉は来年にもつながるものだろう(例えば、クマ被害、気象、高市首相関連等)。また、ピンポイントで盛り上がった言葉(ミャクミャク、国宝、古古古米等)に勢いがあった」。 「本年度はスポーツ関連の言葉が少ない珍しい年でもある。分断が叫ばれる昨今、政治のエンタメ化も進み、ネットとオールドメディアの岐路とも言える年ではないだろうか」といった分析がネット上には並んでいます。候補作は次の通りです。私にはさっぱりチンプンカンプン(?)のものがたくさん並んでいました〔笑〕。
■発表された「ノミネート語30」は以下の通りです(50音順)。
「エッホエッホ」
「オールドメディア」
「おてつたび」
「オンカジ」
「企業風土」
「教皇選挙」
「緊急銃猟(クマ被害)」
「国宝(観た)」
「古古古米」
「7月5日」
「戦後80年(昭和100年)」
「卒業証書19.2秒」
「チャッピー」
「チョコミントよりもあ・な・た」
「トランプ関税」
「長袖をください」
「二季」
「ぬい活」
「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」
「ビジュイイじゃん」
「ひょうろく」
「物価高」
「フリーランス保護法」
「平成女児」
「ほいたらね」
「麻辣湯」
「ミャクミャク」
「薬膳」
「ラブブ」
「リカバリーウェア」
では、英米にはこのような流行語大賞のようなものはあるのでしょうか?アメリカでは、最も権威のある辞典としてウェブスター辞典で知られるメリアム・ウェブスター社が2024年の「ワード・オブ・ザ・イヤー」(Word of the Year)を昨年12月に発表しています。「ワード・オブ・ザ・イヤー」は、日本の「流行語大賞」に当たるもので、文化や言語における重要なテーマを象徴するものとして毎年話題となっています。オンラインでの検索件数のランキングをベースとして毎年、選定されています。
メリアム・ウェブスター社の2024年の「ワード・オブ・ザ・イヤー」は、「Polarization(分極化)」でした。ウェブスターは、「Polarization」を「2つの顕著に異なる対立グループに分裂すること。特に、グループや社会における意見、信念、または利害が連続体ではなく、対立する両極端に集中する状態」と定義しています。また、ウェブスターの編集者であるピーター・ソコロフスキ氏は、「この言葉には少し皮肉なところもありますが、実際には誰もが同意するものです」として、この言葉が米国の選挙の結果の分裂を表現するためにメディアで広く使用された、と指摘しています。
一方イギリスでは、ウェブスターの「Polarization」よりも前に、『オックスフォード英語辞典』で知られるオックスフォード大学出版局が37,000人の投票の結果、2024年の「ワード・オブ・ザ・イヤー」を発表しています。オックスフォードが選んだ「ワード・オブ・ザ・イヤー」は、「Brainrot(脳ぐされ)」でした。「Brainrot」はTikTok、X(旧Twitter)、インスタグラムでのSNSで多用された言葉です。ハッシュタグとして#Brainrotや#ThisIsMyBrainrotとして2024年には無数に使われました。「Brainrot」は元々オンライン・コミュニティの言葉でした。たとえば、I have brainrot over this show!(もうこのショーで脳ぐされ) やThis game has completely rotted my brain(もうこのゲームは俺の脳を完全に腐らせちまった)などの用法で使われていました。それが、より一般的に使われるようになり、何かに圧倒されたり夢中になったりすることを指すようになったとされています。オックスフォード大学出版局によれば、「Brainrot」という言葉は、「特に、取るに足らない、または挑戦的でないとみなされる素材(現在は特にオンラインコンテンツ)の過剰消費の結果として生じると思われる、人の精神状態または知的能力の低下。また、そのような低下につながる可能性があるとされるもの」と定義されています。また、同局は「弊社の専門家は、特にソーシャルメディアにおける低品質なオンラインコンテンツの過剰消費の影響に対する懸念を表現する言葉として、「brain rot」が今年新たに注目を集めたことに気づきました。この用語の使用頻度は、2023年から2024年の間に230%増加しました」と述べています。
言葉の意味について考えてみます。brain rotは脳が腐るようなコンテンツ、または脳が腐っている状態、価値のない低品質なインターネット・コンテンツみたいなものです。基本的に何の価値もない、ただ短い形式のコンテンツを消費しすぎると脳が腐る、ということです。特に最近の子どもたちが脳ミソが腐ったような話し方をするのは、たぶん、そういうものしか消費していないからだと思います。子どもたちが普通に言っているということは、それだけ大量に消費しているということで、それらのコンテンツでいっぱいになってしまうから、脳が腐るということなのでしょう。インターネット上のミームや低品質なコンテンツを大量消費することは脳ぐされ(Brain Rot)につながります。インターネット上に溢れている“無価値なコンテンツ”を取り込み過ぎると「脳ぐされ」を起こすという話です。ネットで得た知識が何層にも重なって、しまいには脳が腐ってしまうということです。Brain Rotが今年の流行語大賞に選ばれた理由は、多用されているからというよりも、「脳ぐされ」が今至るところで起こっていて、すごく重要な意味を持つからだと思います。それがインターネットの現状だということです。ちなみに、Brain Rot以外には、「Slop」が候補に挙がっていました。これは「ドロドロ」を意味する言葉ですが、ドロドロしたコンテンツという意味で使えます。ネットドラマみたいな、ドロドロした作品のことです。クイズ形式のゲームの答えにもなっているほど、Brain Rotは世間に浸透しています。「脳が腐ってドロドロになりそうな、そんなインターネット環境に生きる私たち」。Brain Rotは、まさに2024年の言葉にふさわしいものでしょう。
日本における2024年の流行語大賞は「ふてほど」でした。私にはチンプンカンプン。しかし、私は「Polarization」と「Brainrot」がアメリカとイギリスで「ワード・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたことは、これらの単語が広くオンラインコンテンツの過剰消費による悪影響に対する社会的な懸念を反映している側面があり、日本社会にも十分に当てはまると感じています。たとえば、2024年には日本の政治の世界でも「〇〇現象」と言われるような特定の候補者がSNSの積極活用の結果当選し、そのあとに反動からかその候補についての批判が高まるような事態が起きたりもしています。このことも「Polarization」の結果ともいえると思います。また、日本でも「Brainrot」的な現象が2024年には数多く発生していたように思われます。たとえば、SNS上での闇バイト募集などです。冷静に考えれば「ありえない」条件の案件に簡単に引っかかってしまう人が犯罪に手を貸し無数に逮捕されることになっています。また悪質な詐欺にひっかかる人も後が絶えません。このようなことはまさしく「Brainrot」の結果と言えるのではないでしょうか?♥♥♥
「関白宣言」は女性蔑視?
大好きなさだまさしさんは、フォークデュオ「グレープ」のデビュー当初から、「精霊流し」(1974年)で「根暗」、「無縁坂」(1975年)で「マザコン」などと批判され、多くの人から「いわれなき炎上」を繰り返してきました。ソロ活動を始めてからもその傾向は変わらず、「雨やどり」(1977年)では「軟弱」と罵られ、「親父の一番長い日」(1979年)は12分33秒という異例な演奏時間の長さから、「長すぎる」と業界関係者をも悩ませました。さださんは、故・山本直純(やまもとなおずみ)先生に「歌に時間制限があるのはおかしい」と説得され、「初めから批判覚悟で作った」と言います。また、映画「二百三高地」の主題歌として作られた「防人の詩」(1980年)では、命の尊さを歌った反戦歌であったにもかかわらず、「戦争礼讃」「右翼」だと痛烈に批判されました。広島に原爆の落ちた日に長崎から平和を願い歌う20年間続いた「夏 長崎から」では「売名行為」「偽善者」と誹謗中傷されたこともあります。
彼の代表曲でもあり、自身最大の炎上ソング「関白宣言」(1979年)は、今までに出したシングル盤の中で最もヒットを記録し160万枚を売り上げましたが、「女性蔑視」だと厳しく糾弾されました。そのタイトルと一部の歌詞が槍玉に挙げられて大炎上し、今もなおその火種はくすぶり続けています。しかし実際には深い愛を歌ったもので、彼は母親からも「これで関白ならあんたの人生たいしたことない」と鼻で笑われたと言います。それでも、さださんは最近のコンサートでは、「こういう時代にあって「関白宣言」は歌いづらくなっているのですが、今日は原曲のままお届けします」と、注釈を入れながら歌っておられます。難しい時代です。
さださんは曲名や歌詞の一部が批判の対象となることに対し、「誤解っていうか、ちゃんと(最後まで)聴いてくれないんだよね。僕の歌長いから…」と嘆きます。「ちゃんと志を持って何かを伝えようとするのであれば、批判されることを恐れてはいけないと僕は思っています。僕らが発言していかなきゃいけない、本当は音楽にはそれだけの力があったんですが。だんだんにね、そういうことも難しくなってきつつある環境のなかで。でも僕はやり方を変えないでやっていこうと思う」と説明し、「決して炎上させたくて歌を作っているわけじゃない」と語りました。
関白宣言 作詩・作曲 さだまさし
お前を嫁にもらう前に 言っておきたい事がある
かなりきびしい話もするが 俺の本音を聴いておけ
俺より先に寝てはいけない
俺より後に起きてもいけない
めしは上手く作れ いつもきれいでいろ
出来る範囲で構わないから
忘れてくれるな仕事も出来ない男に
家庭を守れるはずなどないってこと
お前にはお前にしか できないこともあるから
それ以外は口出しせず 黙って俺についてこい
お前の親と俺の親と どちらも同じだ大切にしろ
姑小姑かしこくこなせ
たやすいはずだ愛すればいい
人の陰口言うな聞くな
それからつまらぬシットはするな
俺は浮気はしない たぶんしないと思う
しないんじゃないかな
ま、ちょっと覚悟はしておけ
幸福(しあわせ)は二人で 育てるもので
どちらかが苦労して
つくろうものではないはず
お前は俺の処へ 家を捨てて来るのだから
帰る場所は無いと思え
これから俺がお前の家
子供が育って 年をとったら
俺より先に死んではいけない
例えばわずか一日でもいい
俺より早く逝ってはいけない
何もいらない俺の手を握り
涙のしずくふたつ以上こぼせ
お前のお陰でいい人生だったと
俺が言うから必ず言うから
忘れてくれるな 俺の愛する女は
愛する女は 生涯お前ひとり
忘れてくれるな 俺の愛する女は
愛する女は 生涯お前ただ一人
「関白宣言」がリリースされた際には(当初のタイトルは「王手」でしたが、分かりにくかったために、副題だった「関白宣言」が正式タイトルとして採用されました)、歌詞をめぐって女性団体などから「女性差別」、「女性蔑視」、「男尊女卑」と反発を受けるといった騒動がありました。1979年の当時は、そういった亭主関白の時代が終わり、徐々に女性が社会の前面に出てくる「ウーマンリブ運動」の時代になっていました。そのため、この曲を聴いた女性団体からは猛烈に批判されたのでした。中には「こんなにわがままを言う男がいるから世の中がダメになる」とまでコキおろされました。この人たちは曲を最後まで聴きもせずに表面だけを見ているだけです。しかし、二番以降の詩をしっかり読んで、楽曲をよくよく注意して最後まで聞いてみると、「不器用な男のラブソング」であって、この男性には結婚する相手への底知れぬ愛情が感じられます。じっくりと詩を読むと、節々に深い愛が溢れていることに気づかされます。一番伝えたいのは、「愛する女は 生涯 お前ただ一人」という言葉ですが、照れ隠しに半分シャレで「俺より先に寝てはいけない 俺より後に起きてもいけない」なんて言っているわけです。当時のさださんは、「歌を歌って悪口を言われ、日本に居場所がない」と傷つき、祖父母が出会った国、中国に2年間逃げました(映画「長江」の制作)。そのとき、中国の通訳から「高い塔はその影の長さで高さを測る。偉大な人は批判者の数で偉大さを測ることができる」との言葉を教わり、「一気に(バッシングが)気にならなくなった」と言います。
国際間のコーディネーターとして長年活躍し、現在は国際NGO 認定NPO法人 AAR Japan(難民を助ける会)の副会長を務める加藤タキさんは、さださんとの対談集において、「『関白宣言』でまさし君が叩かれたとき、メディアを通じて母が吠えてた」と語りました。日本の女性国会議員の第一号、つまり「女性の闘士」加藤シヅエさんが、当時「関白宣言」は女性蔑視で許せないと女性団体が騒ぎを起こした時、声高にメディアを通じて訴えました。「みんな行間をどれだけ読んでるのか?」って。音楽評論家の安倍寧(あべやすし)さんが新聞に「加藤シヅエがさだまさしを応援」と書いて下さいました。シヅエ先生が「関白宣言」のことをすごく庇ってくださって、「行間を読みなさい!」と。一貫して「何をみんな読んでいるのですか。何を聞いているんですか」ちょうどシヅエ先生は夫を亡くしてから間もない頃でした。19787年9月に、風邪で病床について1ヵ月半で亡くなられました。そんなこともあって本当はすごい気落ちしていた時に、彼女のそれこそ存在理由じゃないけど、「私のファイティング・スピリッツがまたムクムクと」って。それに夫は最後に妻の手を握って「ありがとう」とつぶやいて亡くなった。その情景に「関白宣言」の最後の歌詞がダブったということもあったと思う、と。ここら辺の事情がさだまさし・加藤タキ『さだまさしが聞きたかった、「人生の達人」タキ姐のすべて』(講談社、2023年)には詳しく書いてあり、興味深く読みました。
その当時、行間を読んで(英語ではread between the linesと言います)くれる人などいませんでした。さださんは「関白宣言」は見事なエスプリだと思っていたのです〔笑〕。それを笑ってくれずに怒るっていうのでビックリしてしまいます。あの時には、笑ってくれたのは、遠藤周作先生と森繁久彌さんと山本健吉先生くらいなものでした。「お前が言いたいのはここじゃないのはわかってる」と言われました。あとは、行間をちゃんと理解してくださったのは加藤シヅエ先生だけでした。こんなに公平で客観的な、自分で自分を笑うようなエスプリまで理解できる女性がいて、それで、まさに「行間を読みなさい」みたいなことを言ってくださったことに、本当に感激しました。
結婚をする前に、一緒になる女性に対して男性側の希望を言うこの曲の歌詞は、ちょっとくすっと笑えて、それでいて泣ける映画のようなストーリーが大きな魅力です。この曲を作ったそもそものきっかけは、“スナックのママの一言”でした。実は当時、山本直純先生に連れて行ってもらい、さださんが行きつけとなった京都のスナック「鳩」のママからの要望に応えて作った楽曲だったんです。最近の男がしっかりしていないことを嘆くママが、男がしっかりと引っ張っていくような曲を書いて欲しい、という話をしたことがきっかけだったそうですよ!「最近の男は駄目になった。だから若い娘も駄目になった。男はん、しっかりしとくれやっしゃ。お師匠はん、そういう歌を作っとくれやっしゃ」と。で、この曲を聴いたママは、「まだ甘い」というコメントを残されたそうですが、世の中では大炎上してしまいました。
現代において、「俺より先に、寝てはいけない! 俺より後に起きてもいけない!」と公然と主張すれば、社会から非難の声が上がり、結果としてSNS上で炎上し、深刻な事態に発展する可能性は高いでしょう。男女平等を尊重せず、女性を軽視するとして、正義の名の下に憤りを表明する人々から非難を浴び、それは容易に済まされることではないでしょう。ただし、「関白宣言」という言葉に込められたメッセージは、今の時代においても、そして過去も未来も、その価値を失ってはいないと思います。この曲をじっくりと聴き込めば、そこには愛するパートナーへの深い思いが伝わってきます。“あれをしろ”や“これをしちゃいけない”と言いながらも、お前がいてくれて幸せだったと言える自信がある、と宣言しているんですよね。そして、貴方のほかに何もいらないから、自分のためにちょっとでいい、涙を流して欲しいと歌うのです。
歌詞が物議を醸しメディアにも大きく取り上げられた「関白宣言」の歌詞を、現代文講師の林修(はやしおさむ)先生(東進ハイスクール)が、かつてテレビ番組「初耳学」において、好意的に解説してくれたことがありました。国語のプロが読めばちゃんと真意が伝わることが分かって嬉しかったものです。
【後日談】 この歌にはその後、「関白失脚」というアンサーソングがあります。結局は、妻に尻に敷かれてしまったという話です。妻にも子どもにも相手にされず、話し相手は犬ばかり…と〔笑〕。「関白宣言」の時とは大違いで、淋しげな背中を見せながら歌っています。両曲をセットで聴いてみると、さださんの真意がはっきりと見えてきます。♥♥♥
新幹線型クリップ
(株)ヘソプロダクションが展開する、みんなの鉄道グッズ「ファミ鉄(RAILWAY GOODS FOR FAMILY)」から、「鉄缶クリップ(全5種)」(各660円)が登場しています(2019年)。私は以前訪れた「京都鉄道博物館」の出口のミュージアムショップで購入しました。私はこういった珍しい遊び心のあるクリップが大好きなんです。観光地に出かけて、珍しいクリップがあると、文房具マニアの私はすぐに手が伸びてしまいます。最近では、由良町の名探偵コナンの記念館で「コナンクリップ」を買い求めました。


人気の鉄道車両がオリジナルクリップになりました。新幹線や機関車の色や形状をモチーフにしたクリップです。全5種類がラインナップされた人気車両(923形ドクターイエロー、E5系、E6系、W7系、D51形蒸気機関車)がデザインされた缶の中には、各車両の形状とカラーがモチーフになった新幹線型・機関車型のクリップ(8個)が入っています。もったいなくて記念にとっておくので、なかなか実生活では使う気にはなれませんが……。
今日、久しぶりに京都鉄道博物館を訪れたところ、ミュージアムショップで販売しているケース入りオリジナルゼムクリップ「トレインボックス」(JR西日本、385円)を見つけました。電車型のデザインのクリップが10個(青5個・黒5個)入っています。前回と違い、販売されているクリップはこれだけでした。早速買って帰りました。♥♥♥
「観光特急バス」
京都駅から観光地に向かう一部のバス路線では、観光客の増加などにより、たくさんのお客さんがバス停に集中してバスに乗りにくい、そんな深刻な課題が発生していることをテレビのニュースで聞いていました。今回京都に行ってみて、その実態がよ~く分かりました。観光地のバス停はとんでもない人で溢れています。バスはかなりの頻度でやっては来るのですが、その都度いっぱいになってしまい、乗り切れません。次のバスを待ってもまだ乗客がいっぱいで乗ることができません。ということで、私は京都水族館から京セラ美術館までの移動は、タクシーを利用しました。「ハローキティ展」を観覧後、私は京セラ美術館から京都駅に向かいたいのですが、ものすごい行列が平安神宮のバス停にはできています。5分おきくらいにバスがやって来るのですが、どれもいっぱいです。乗れたとしてもずっと立ちっぱなしでしょう。足の悪い私は、困ったなあと思っていると、「観光特急バス」という見慣れないバスがやってきました。のぞいて見ると座って乗れそうです。ラッキー!!前から乗り込みました。運賃は500円で先払いです(通常のバスは260円)。座ることができました。京都市交通局では、市民生活と観光の調和に向けた市バスの混雑対策として、市民と観光客それぞれのご利用のすみ分けを目指し、令和6年6月1日から、一般バスとは異なる運賃設定のもと、観光地最寄りのバス停のみに停車する「観光特急バス」を運行開始したのでした。主な特長は次の通りです。
- 運行するのは、土・日・祝日のみ
- 通常運賃は1回大人500円。小人250円
- 地下鉄・バス1日券(フリーパス、1,100円)では追加料金不要で利用可能
- 前のドアから乗車し、後ろのドアから降車(通常のバスとは逆)
- 乗車時に運賃の支払い、乗車券提示が必要
- 目的地まで乗車時間は短くなるが、車内混雑は必至
- 「EX100」は五条坂(清水寺)〜祇園〜平安神宮〜銀閣寺を結ぶ
- 「EX101」は五条坂(清水寺)まで
- 降車するバス停が通常のバス停と少し違い、少し離れている
- 夕方、清水寺から京都駅へ向かうバスは大混雑。観光特急バスの最終は17:30頃。これ以降は通常のバス利用となるが、バス停が違うので注意が必要
「観光特急バス」は、海外からと国内各地からのお客様が重なる土曜日と休日ダイヤの日曜・祝日の運行です。一般のバスは後ろのドアから乗りますが、「観光特急バス」は、前のドアから乗って、後ろのドアから降ります。運賃は先払い(500円)です。京都駅前の専用乗り場は「D1」JR京都駅の中央口からすぐで、バスターミナルに向かって右寄りに「専用乗り場」があります。

京都市交通局で利用状況を検証した結果(2025年1月17日)、京都駅から観光地に向かう「ゆき」が70%以上、反対に観光地から京都駅に向かう「かえり」が4分の1程度にとどまっているとのこと。そんな訳で、私はこのバスに座って京都駅まで無事に帰ることができたのでした。運行開始当初は2,200人程度/日でしたが、ピーク時には3,000人~4,000人/日のお客さんが利用し、堅調に推移しているそうです。「観光特急バス」は混雑緩和に一定の効果が見られているようです。♥♥♥
パン屋さんの粒入りピーナツホイップ
◎週末はグルメ情報!!今週はピーナツホイップ
私は週に一度の朝ご飯は、お米でなくレーズン食パンをいただきます。昨年購入したばかりのお気に入りのバルミューダのトースター(写真上)に5ccほど水を注いで、2分半ほど温めます。チーン!独自のスチーム・テクノロジーと緻密な温度制御が実現する、感動の香りと食感を楽しむことができるんです。外はカリカリ、中はもちもちで実に美味しい!このトースターは買って正解でしたね。その焼き上がった食パンにつけて食べるのが今日ご紹介する「パン屋さんの粒入りピーナッツホイップ」(現在は292円)です。松江市・田和山にある人気パン屋さんの「森のくまさん」で、いつも買って帰ります。この「パン屋さんの粒入りピーナッツホイップ」は、英語表記では「PEANUT & WHIPPED PEANUT CREAM」となっていて、ピーナッツと泡だてられたピーナッツクリームなのです。中に入っているピーナツのツブツブ食感がしっかりとしたアクセントになっています。私はこのピーナッツバター的な塩味にクリームの酪的甘味が複合した味わいが大好きです。アツアツのトーストにたっぷりと塗っていただくのが楽しみなんです。なめらかな口どけに仕上げ、パンに塗りやすくしたホイップクリームなんです。

なお、この「パン屋さんの粒入りピーナッツホイップ」は、東京品川区の食品会社(丸和油脂株式会社)が製造している商品ですが、スーパーでは売っていないのでレア感がハンパありません。普通のピーナッツバターだと思ったら大違いです。ピーナッツホイップです。口当たりが、とーーーっても軽くてびっくりします。甘過ぎなくて、粒々ピーナッツの食感が嬉しいっ!!今日も「森のくまさん」で買って帰りました。♥♥♥
岡本流出!
「新聞報道は本当に当てにならない!」ことを実感しました。先日、米記者協会所属記者の「複数の関係者は、読売ジャイアンツが今季終了後に岡本和真をポスティングしないと見ている」との報道を読んだその翌日に、巨人は今オフポスティング制度を利用した大リーグ球団との移籍交渉を認める、と発表しました。あの報道は一体何だったんでしょうか?
高卒4年目から巨人の不動の4番の和製大砲がついに大きな一歩を踏み出します。巨人は、岡本和真内野手(おかもとかずま、29歳)がポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す、と10月22日に発表しました(順調にいけば2026年中に海外FA権を取得見込み)。巨人では3人目の承認となり、野手では初めてです。本人は〝メジャー全球団OK〟の姿勢で、米メディアの間でもすでにさまざまな候補球団が乱立していますが、移籍先はどこになるのでしょうね?岡本選手の夢に球団も突き動かされました。同制度を利用したMLBの移籍は、2019年の山口 俊投手(引退)、2020年オフの菅野智之投手(現オリオールズ、この時は断念)以来です。この日、都内の球団事務所で会見した岡本選手は、山口オーナーや球団への感謝を口にした上で、「ずっと憧れでもありましたけど、常に目標にしていた。そういう舞台に行ける選手になりたい、行って戦える選手になりたいと思って今も取り組んでいますし。そういう気持ちは変わらずにずっと持っていました」と強い思いを明かしました。巨人の4番打者のメジャー挑戦は2002年オフのゴジラ・松井秀喜選手以来、23年ぶりの2人目です。かつて「メジャーに挑戦しなければ、やめた時に後悔すると思う」と語っていた岡本選手が、高みの夢に挑戦します。
今オフのポスティングシステムでの挑戦については、ケガもあり「本当に日本一にできなかったので申し訳ない気持ちもあるが、僕としてもMLBで勝負したいという気持ちが強くて。どちらが強いというのはないが、ただ勝負したいという気持ちがあった」と説明しました。投手・外野手では成功例が数多く挙がりますが、これまで挑戦した日本の内野手はメジャーで活躍しきれていません。新たな挑戦を見据えて、「もちろん厳しい世界だということは分かっている。日本に残った方がいい、とか厳しい声もあるだろうし。ただ、それは自分が行ってみないと分からないこと。やってみないと分からないので、そういうことも承知の上で勝負したい」と言葉に力を込めました。希望する移籍先については「本当にない。欲しいと言ってくれる球団があれば本当に僕はどこでもうれしいです」とフラットを強調しましたが、MLB球団からの需要は高いと見られています。奈良・智弁学園高から2015年にドラフト1位で入団。今季こそ左ヒジの負傷で長期離脱を強いられましたが、2018年から2023年まで6年連続で30本塁打以上を記録。3度の本塁打王(20、21、23年)に輝き、2度の打点王、守備でもゴールデン・グラブ賞を2度獲得した三塁(20、21年)と一塁(24年)に、左翼もこなし、球団屈指の右のスラッガーとして活躍してきました。「ケガが思ったよりひどかったので、自分のスイングができるかとか、ちゃんと治るのかとか不安はありましたけど、そこでメジャー挑戦を断念する気持ちはなかったです」
万能ぶりも兼ね備えた伝統球団の主砲に海を渡る機会が訪れたとあって、今後は激しい争奪戦が繰り広げることが予想されます。今季中にはカブスやフィリーズなど複数の球団関係者が視察に訪れ、岡本選手をチェック済みです。中でもアメリカの報道では、巨人OBの松井秀喜氏もプレーしたヤンキースが数多く取りざたされています。米球界関係者によると「ヤンキースのキャッシュマンGMは大谷(現ドジャース)の獲得にも失敗したため、日本人の大砲探しに躍起になっている。一部では村上(ヤクルト)の移籍先はメッツが最有力という話も出ている。岡本を是が非でも獲りたいはずだ」と明かします。また、2002年11月に伝統球団の間で結ばれた〝協定〟も追い風になると見る向きもあります。どうやら本腰を入れて岡本獲得に動く見込みです。別の関係者は「岡本は守備も良く、打撃の調子のムラが少ないことも魅力の一つと捉えられている。巨人とは業務提携を結んでいるだけに、情報共有もされているだろう。岡本獲得へは一歩リードしている部分は確かにある」とも証言しました。
巨人・吉村編成本部長は、「彼の描いている夢を球団がバックアップしながら、背中を押して挑戦させてあげたいなという気持ちになった」とサポートを約束。主砲が抜ければチームは大打撃となることは間違いありませんが、「主軸、4番を長年務めてもらった岡本くんの抜ける穴を埋めるのは大変ですけど、彼がアメリカで活躍しながら日本のジャイアンツを見守って喜んでもらえるようにチームづくりをしていきたい」と話しました。申請期間は11月1日から12月15日までで、交渉は45日間。来季はどこのユニホームを着ることになるのかに大きな注目が集まりそうです。2015年から11年間共にプレーし、2022年オフには主将の座を引き継いだ後輩に、坂本勇人選手は「寂しいですけど、彼がメジャーの舞台で活躍してる姿を早く見たい。活躍すると信じているので楽しみにしています」と期待を寄せました。
ただ来季の巨人軍がとても心配です。今季に左肘じん帯損傷で離脱していた時期の巨人打線のひどさを思い出します。それでもケガを乗り越えて69試合で打率3割2分7厘、15本塁打、49打点と、存在感を発揮しました。通算1974試合出場、打率2割7分7厘、248本塁打、717打点と巨人打線を牽引してきた4番がもういません。一体どうするのでしょうか?リチャードor浅野を徹底的に鍛えて4番に据えるか、高年俸の大リーグからバリバリの大砲を連れてくるしかないか?岡本のメジャー挑戦に伴い、来季は「4番・三塁」が空位となります。「代わりにはなれないですけど絶対、オレが打つっていう気持ちで動き出しています」とリチャード。今季から本格開花の兆しを見せた男が主砲継承のプロローグになるでしょうか?♥♥♥
『メリアム・ウェブスターカレッジエイト辞典』大改訂
アメリカで辞書と言えば、メリアム・ウェブスターです。22年ぶりに、1898年の創刊以来12回目となる、アメリカ辞典界の老舗メリアム・ウェブスター社の象徴的な辞書『メリアム・ウェブスターカレッジエイト辞典』(Merriam-Webster Collegiate Dictionary)が大改訂され、新版が11月に刊行されます。親指掛けと深紅の表紙を備え(写真上)、重さ約2.3kgの待望の『第12版』が2025年11月18日に発売されます。辞書編集に携わる者として、久しぶりの大改訂に私の心はワクワクしています。学生、専門家、言葉愛好家のために徹底的に更新・再設計された第12版は、5,000語以上の新語(cold brew、farm-to-table、rizz、dad bod、doomscroll、ghost kitchen、cancel culture、petrichor、teraflop、dumbphone、hard pass、adulting、beast mode、dashcam、WFH、side-eye など→文末参照)、1,000の新フレーズ・慣用句、主要検索語の項目拡充、20,000例以上の追加使用例を収録して、現代の言語と文化を反映したものとなっています。新版では新たに、厳選語彙リスト(例:「1990年代の語彙」「名前が付けられないことが多いもののための10の単語」)、拡張された用法ガイダンス、興味深い語源解説(例:calculateはラテン語で「小石」を意味し、古代ローマ人が足し算や引き算に小石を用いたことに由来)などが導入されました。親しみやすいアルマジロからトゲだらけのゾエア(「甲殻類の多くに見られる遊泳性プランクトン幼生」)まで、古典的な線画も健在です。何世代にもわたり、Merriam-Webster’s Collegiate Dictionaryは不可欠な参考書として、数百万の読者によって参照され、贈られ、愛されてきました。その伝統は第12版でもしっかりと受け継がれています。
印刷辞書の販売は前年同比で9% 減少した(~9月6日)ものの、デジタル化の成長に支えられ 総収入は安定している、と同社は報告しています。同社のウェブサイトは毎年10億回近く訪問されています。オンラインアクセスへの移行にもかかわらず、物理辞書はバーンズ&エンターテインメントのような小売店では人気で、その実用的かつ陰気な魅力を重視しています。『カレッジエイト』の前版が2003年に刊行されて以来、世界は大きく変化しました。そしてメリアム・ウェブスター社も同様です。業界をリードするオンライン辞書、類語辞典、モバイルアプリ、単語ゲーム、ソーシャルメディア展開を通じて、メリアム=ウェブスターは日々何百万人もの人々に情報を提供し、楽しませるメディア企業へと成長しました。「過去10年間で、オンライン辞書、シソーラス、モバイルアプリ、単語ゲームなどの強みを活かして、当社の収益はほぼ500%増加しました。その大半はデジタル製品によるものです」とバーロウは語る。「しかし私たちは今も本を愛しています。だからこそ第12版を誇りに思うのです。この美しい赤い辞書は、事業規模では最大ではないかもしれませんが、多くの点で事業の心臓部なのです」
同社は新しいコンテンツの掲載スペースを確保するために、『カレッジエイト』第11版(写真右)の伝記・地理項目の2つのセクションを削除しました。メリアム・ウェブスター社のグレッグ・バーロウ社長はAP通信の独占取材に対して、「人々はもはやカラマズーの位置やニコライ・リムスキー=コルサコフが誰かといったことを辞書で調べない。そのためにはインターネットを利用する」と語りました(好奇心旺盛な方のために補足しておくと、カラマズーはミシガン州南西部の都市であり、コルサコフは1908年に死去したロシアの作曲家です)。また「囲む」を意味する「enwheel」など、難解で古風な語句も削除しました。「『カレッジ版』をより実用的で、デザイン性が高く、興味深いものにしたいと考えました」とバーロウ社長は語ります。「閲覧する喜びや楽しさを高め、研究に実用的なだけでなく、美しい本として完成させたかったのです」
分厚いリネン装丁の「カレッジエイト」新版は、重さが約2.3キロにも及びます。国内最大手の辞書出版社メリアム・ウェブスター社の年間辞書販売数は約150万部。バーロウ社長によれば、大半は定期的な改訂版ですが「カレッジエイト」のような全面改訂版は稀だといいます。同社の小売売上高はここ数年概ね横ばいで推移しており、印刷版売上は収益に占める割合は小さいのです。「印刷辞書は、この素晴らしい言語企業の成長や収益性にとって全く重要ではないが、それでも私たちの心の拠り所だ」とバーロウ社長は語りました。「本が大好きな人々が世の中にはいる。私たちも本を愛している」
「棚から辞書を取り出して単語を調べるという行為に、人々が感じるノスタルジーは確かに存在します」。「こうした参考書を自宅に置きたいという欲求があるのです。人々が感じる『何か』なのかもしれません」もともと大学生のニーズに焦点を当てたメリアム・ウェブスター社の「カレッジエイト」は小売店バーンズ・アンド・ノーブルの辞書の中でトップセラーの一つです。この辞書は2022年に最後に改訂されました。ポケット版も売れ筋商品です。オックスフォード大学出版局などの元辞書編集者であり、公共ラジオ番組「A Way with Words」の共同司会者である辞書編集者のグラント・バレット氏は、インターネットの台頭以来、印刷辞書の終焉が告げられていると述べています。「現在、私たちは奇妙な状況に陥っています。人々は辞書を求めているものの、インターネットでは無料で情報を得られることに慣れているため、辞書にお金を払いたくないのです」と。メリアム・ウェブスター社のウェブサイトは年間約10億回のアクセスがあり、同社はデジタル分野でも業界をリードしている、とバーロウ社長は述べています。また、非常に細かい辞書愛好家のために、新版『カレッジエイト』辞書は、参照書のページ端にある指で押さえるための小さな溝(親指用の刻み目、英語ではlettered thumb notches)をそのまま残し、閲覧しやすくしています。バーロウ社長によれば、米国でこの指掛けを製造していた唯一の印刷所は、メリアム・ウェブスター社が前回必要とした時点で既に閉鎖していたため、インドに製造を依頼せざるを得なかったと言います。
紙の印刷版は、文化の保存、贈り物、家庭用品、学校での携帯電話の使用が禁止されている学生など、さまざまな理由で依然として重要です。「これまで記録されたことのない言語を話すコミュニティは数多くあり、それらの言語は積極的に抑圧されてきたために記録が残っていないのかもしれません。北米全域の先住民コミュニティが思い浮かびます」と、北米辞書協会の事務局長、リンジー・ローズ・ラッセル氏は述べています。「印刷された辞書があることは、その言語の正当性を示すものとなっています」と、イリノイ大学で英語を教えている作家でもあるラッセル氏は語っています。「辞書を瞑想の道具のように使う人もいて、辞書を開いて目についた単語をちょっと眺めながら、ちょっとだけ思考をさまようような感じですね」と辞書の魅力について語りました。Asahi Weekly 10月26日号では、この大改訂が取り上げられました。♥♥♥
【今回新語として取り上げられた語の例】
petrichor:乾燥した大地に雨が降ったあとに草花から放たれる心地よい香り
teraflop:1秒間に1兆回の活動小数点演算を実行可能《コンピューターの処理速度
を表す単位》
dumbphone:スマホ以外の低機能な携帯電話
farm-to-table:地元産の新鮮で安全な食材を使用する食の考え方
rizz:自然に沸き起こる魅力
dadbod:やや肥満気味のお父さん体形
hard pass:断固とした拒絶
adulting:大人としての自覚を持った振る舞い
cancel culture:社会的に好ましくない言動や行動を糾弾し、その当事者や集団を
排除する動き
Doomscroll:スマホなどで暗いニュースをひたすらスクロールして読むこと
WFH:在宅勤務(work from homeの略)
side-eye:軽蔑のまなざしを向けること
























