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プロフィール
八幡成人(やわたしげと)
1955年島根県安来市生まれ。英語教師として島根県公立高等学校に38年間にわたり勤務。2015年3月、島根県立松江北高等学校に10年間勤務したのを最後に退職。在任中は、朝は6時半に登校し、図書館で生徒と一緒に勉強に励む。『ライトハウス英和辞典』『ルミナス英和辞典』(研究社)の編集委員を務める。参考書、問題集など著書・論文多数。趣味はカードマジック・クロースアップマジック。自宅の「蔵」には世界中から収集したマジック・グッズ(特にカード)が多数眠っている。小田和正、さだまさし、一青窈、岡村孝子、辛島美登里、西村由紀江、柴田淳、リチャード・クレーダーマンをこよなく愛する。「好きなことをやり、メシが食えて、人から感謝される」(竹内 均氏)職業として教師を選び、「英語は絶対に裏切らない!」を掲げ、英語・読書の面白さを生徒たちに毎日熱く語った。文房具マニア、プロレスファンでもある。2015年6月松江北高に常勤講師として現場復帰。2017年6月より松江北高非常勤講師。2019年4月より米子「勝田ヶ丘志学館」講師。2024年3月松江北高退職。
2025年の不正行為
「大学入学共通テスト」では毎年「不正行為」が報告されています。昨年の2025年、大学入試センターは、「大学入学共通テスト」で4人の不正行為を確認したと発表しました。対象の受験生は、全教科の成績が無効となりました。不正行為を行った場合には、その場で受験の中止と退室を指示され、それ以降の受験はできなくなります。また受験した「共通テスト」の全ての教科・科目の成績が無効になります。注意が必要です。
大学入試センターによると、不正行為のあった4人のうち1人はカンニングでした。北海道の会場で、数学②の試験時間中、監督者が、机上に数学の公式が書き込まれているのを確認したといいます。別の1人は、高知県の会場で、英語リスニングの試験時間に、「解答はじめ」の指示の前にICプレーヤーを再生し、解答をしていたといいます。他の2人は、いずれも「解答やめ」の指示があったのに従いませんでした。1人は福井県の会場であった地理歴史・公民の試験で、もう1人は大阪府の会場であった情報の試験での行為だったといいます。過去の不正行為で最も多かったものは、この「解答やめ」の指示に従わずに解答記入を続けていたものでした。今一度生徒たちに注意喚起をしておきたいですね。
現在の学習指導要領を反映して初めて実施された昨年の「共通テスト」には、およそ49万5,000人が出願し、全国651の会場で実施されました。また、1月19日には公共交通機関の遅延によって、新潟県や京都府、大阪府などの10大学853人を対象に試験の開始時間が最大150分繰り下げられました。今年も雪等での交通の乱れには注意したいものです。
2日間を通じた再試験の対象者は128人で、体調不良者などを対象とした追試験と併せて1月25日と26日に実施されました。本番に向けて最高の体調で臨みたいものです。
私は毎年本番終了後の翌日に、「共通テスト」を受験した生徒たちに後輩に残しておきたいアドバイスを書いてもらうことにしています。そしてそれをまとめて「共通テスト」直前に受験生たちに配って参考にしてもらっています。今年も下記のようなプリントを配付して、最後の注意喚起を行いました。♥♥♥
青山学院大学、奇跡の逆転優勝!
お正月の風物詩『箱根駅伝』で青山学院大学が大会新記録で3年連続の総合優勝を果たしました。 歴史的な逆転勝利でした。青学大の1区は16位と出遅れますが、2区で11位に、3区で8位に、4区で5位と徐々に追い上げ、5区の山登りで4人を抜きさり往路新記録で優勝しました。その後の復路でも、1位を守り抜き、復路も新記録で優勝しました。 青学大は史上初となる同一大学での2度目の3連覇となります。 復路、総合でも記録を更新しました。原監督の名采配が光った大会でしたが、初優勝以来12年間で9度の優勝、9度宙に舞いました。青山学院大学は私の大好きな小田和正さんの青山のショップ「Far East Cafe」のすぐそばにあり、東京のど真ん中にありながら、緑あふれるキャンパスに美しい校舎が大好きで、何度も見学に行った大学でした。以来、箱根駅伝で有名になり、応援をしている大学です。
2004年の就任後、さまざまな逆境をはねのけ、箱根路の頂点を極めてきました。監督就任と同時に原監督は、夫婦で東京・町田市の学生寮に住み込んで指導してきました。「タイムじゃない。表情や私生活を見ると分かる。合宿所で一緒に暮らしずっと見てきた強みですね」しかし、初出場となるまでには二度の解任の危機がありました。
2004年 予選落ち 2005年 予選落ち 2006年 予選落ち 2007年 予選落ち 2008年 22位 2009年 8位 2010年 9位 2011年 5位 2012年 8位 2013年 5位 2014年 優勝 2015年 優勝 2016年 優勝 2017年 優勝 2018年 2位 2019年 優勝 2020年 4位 2021年 優勝 2022年 3位 2023年 優勝 2024年 優勝 2025年 優勝
2003年中国電力のの社員だった原さんに、青学大監督の話が舞い込みました。3年の嘱託契約で将来の保証は全くありませんでした。最大の危機は2006年10月の箱根駅伝予選会。契約が切れる3年目でも出場切符を逃します。チームは空中分解。女子マネージャーが原監督に「選手の前で謝ってください」と詰め寄ります。そこでは奥さんの制止で謝ることは踏みとどまりましたが、1年契約が延長した2007年予選会も次点で逃します。ただ、あと1歩に迫った実績が評価され、嘱託から大学職員の立場に昇格できました。翌2008年の予選会を通り、2009年大会で33年ぶりの出場を決めると、その後は上昇カーブを描き優勝を飾ります。10年間の苦労でした。「前の優勝は監督が主導したが、次はおまえらが勝ち取ってヒーローになれ」と説きました。
青学大の原監督は陸上界の常識にとらわれずに、独自路線でチームを連覇に導きました。陸上界を盛り上げるため、批判を恐れずメディアに敢えて積極的に出て発言。チームでは体育会特有の縦割り組織も否定し、組織力を高めるとともに選手の自主性を育てたのです。そして、体幹を鍛える「青トレ」で走力を強化。自らの信念に裏打ちされた原改革。なぜ青学大は強いのでしょうか?原監督の口癖は「自分で考えなさい」です。「指導者から言われた練習をしているだけでは絶対に強くなれませんよ」 「学生が練習メニューなどについて、『僕はこう考えます』と言ってきたら、私と正反対の意見でも、まずは思うようにやらせます。それを踏まえて最善の策を考えればいい。その方が学生も納得します。」
異端を恐れない。大学駅伝界の異端児を自認する原監督は、昨年から60回以上の講演会をこなしました。ゴルフ雑誌に連載を持ち、ファッション誌にも登場し、自著本も3冊出版。テレビもワイドショーも含め多数出演しました。陸上界の人間から「青学は浮かれている」との声も耳に入りましたが気にしません。一部選手から不安視されたメディアへの露出にも、実は意図がありました。「陸上で活躍すれば野球やサッカー選手のようにテレビに出演できる」と、子供たちにメッセージを送るため、選手も次第に理解を示すようになりました。「出るくいは打たれるが、出過ぎたくいは打たれない」が原監督の口癖です。
原監督は「ぼくはファーストペンギン。最初にやる人はたたかれますから。」と語っていました。ペンギンは群れで行動します。その中で魚を取るため、1番に海に飛び込む勇気あるものをファーストペンギンと呼びます。批判に惑わされることはありませんでした。ビジネスの世界に身を置いた原監督は、陸上界の悪しき因習にとらわれるところがなく、合理性がないと判断した体操などは「ただの儀式」と廃止。骨格の動きに沿ったトレーニングを研究し、選手に指導してきました。一時期までは練習に遅刻してきた選手には「丸刈り」のペナルティがありました。原監督は前時代的な「体育会特有」の罰則には賛成しなませんが、選手同士が決めたルールを尊重します。4年生を中心に話し合った結果、「ミスをしたら丸刈りの罰は意味がないのでは。丸刈りにすればいい、という考え方になってしまう」という結論に達し、撤廃しました。原監督の「指導しない指導」で、大人だったチームは本物の大人になったのです。学生寮の掃除当番は1年生だけではなく、4年生を含めた全員が担当します。「4年生には“いばるな”と言っている。掃除など嫌なことは進んでやる。それがお兄ちゃんの役目」と原監督。一部の大学では4年生が一番風呂に入り、付き人を与えるところもありますが、4年生への優遇はありません。11月の全日本大学駅伝で負けたときには、2年生が「もっと引き締めた方が良い」と4年生に意見したそうです。全体ミーティングでも「1年生だろうが、正しいと思ったことは言いなさい」と学年、実力は関係なく自由に発言させます。下級生が上級生に意見を言うことは珍しくありません。体育会の問答無用な上下関係は排除します。
*************
今年は歴史的な逆転劇でした。青学大の1区は16位でした。直前にランナーの変更がありました。 1区を走る予定だった選手が2日前に胃腸炎になり、4区を走る予定だった小河原選手が1区を走ることになりました。 4区では8位から5位まで順位を上げましたが、4区も変更の影響を受けていました。当日変更で外れる予定だった平松選手が4区を走ることになりました。急遽、走ることになりましたが、区間3位と健闘。5区はスタートの時、5位でした。走るのは黒田朝日選手。フルマラソンの学生記録を持っています。2時間6分5秒です。 青学大の原晋監督は、「5区には黒田朝日がいる。3分30秒先頭と離れていてもなんとかするだろう」と話していましたが、「ギリギリだった」と振り返ります。
私はもちろん、テレビの前で箱根駅伝に釘付けになっていました。第102回大会となった今年の箱根駅伝、往路からとんでもないドラマが待っていましたよね。特に5区の山登り。あんな展開、誰が予想できたでしょうか?小田原中継所の時点で、トップの中央大学と青山学院大学の差は「3分24秒」。正直なところ、「さすがの青学でも、このタイム差は厳しいかも…」と諦めかけた人も多かったのではないでしょうか。駅伝の常識で言えば、往路で3分以上の差というのは、もはや背中が見えない、絶望的な距離なんです。でも、そこからの大逆転劇。鳥肌が立ちましたよね。昨年の区間記録を1分55秒も更新、驚異的な快記録にはライバル大学の監督たちもお手上げでした。速さと強さでチームの難局を突破した黒田選手を、原監督は「箱根史上最強ランナー」「シン・山の神だ!!」と名付けました。さすがに限界を越えて走ったので、ダメージは深く、ゴール後はけいれんが止まらなかったそうですが。
なぜ、青学大はここまでの強さを発揮できたのでしょうか?もちろん今回の往路優勝の立役者は、間違いなく5区を走った黒田朝日選手です。彼の走りは、これまでの「山の神」の概念を覆すような衝撃的なものでした。常識を覆した「1時間6分07秒」のタイム。普通の選手であれば1時間10分を切れば「速い!」と賞賛される区間です。それを4分近く上回るスピードで駆け抜けたことになります。しかも、今回の凄さはタイムだけではありません。単独でトップを走るのではなく、前を走る4校(早稲田、國學院、駒澤、中央)を次々と追い抜いていく「ごぼう抜き」での記録だという点です。前のランナーが見えてくる度に、ギアを一段階上げるような力強さがありました。これまで「山の神」と呼ばれた選手たちは、小柄でピッチ走法(歩幅を狭く回転数を上げる走り方)を得意とする「登りのスペシャリスト」が多かったんです。でも、黒田選手は少しタイプが違います。彼は学生ながらマラソンで「2時間6分5秒」という日本学生記録を持つ、超一級の長距離ランナーです。
彼の走りの秘密は、ここにあります。
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エンジンの大きさが違う標高差800m以上を駆け上がるには、酸素をたくさん取り込む能力(心肺機能)が必要です。マラソンで鍛え上げた彼の心臓は、他の選手よりも圧倒的に「エンジン」が大きいんです。だから、苦しい坂道でも出力が落ちないんですね。
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下り坂でも加速するスタミナ5区は登り切った後、最後に芦ノ湖へ向かう下り坂があります。多くの選手は登りで足を使い果たしてしまい、ここでペースが落ちがちです。ところが黒田選手は、この下り坂でもさらに加速していました。
結果として、トップを走っていた中央大学に対し、この区間だけで4分以上の差をつけることになりました。3分24秒の借金を返すどころか、お釣りがくるほどの快走。これが「新・山の神」と呼ばれる理由です。
黒田選手の頑張りはもちろんですが、彼をこの5区に配置した原晋監督の采配も見事としか言いようがありません。「なぜエースを平地の2区で使わなかったの?」と疑問に思った方もいるはず。駅伝において、各校のエースが集まるのは「花の2区」というのがセオリーでした。しかし、原監督はあえてそのセオリーを外しました。その理由は「リスクとリターン」の考え方にありました。
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2区の場合(ハイレベルな混戦)エースを投入しても、他校のエースも強いため、稼げるタイム差は数十秒程度に限られます。
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5区の場合(差がつきやすい)山登りは特殊なコースなので、適性のない選手や調子の悪い選手が走ると、平気で2分、3分と遅れてしまう「大ブレーキ」のリスクがあります。
原監督は、「最もタイム差がつきやすく、失敗のリスクが高い5区」に、あえて「チームで一番信頼できる黒田選手」を投入しました。これは、「不確実な要素(山)」を「確実な資産(黒田選手)」で埋めることで、リスクをコントロールしつつ、最大のリターン(タイム差)を狙った戦略だったと言えます。さらに、当日まで黒田選手を補欠登録にして隠していたのもポイントです。「黒田くんは2区に来るのか?5区なのか?」と他校に迷わせることで、相手監督の戦略を揺さぶる情報戦も仕掛けていたんですね。
もう一つ、青学の強さを支えているのがメンタル面です。原監督は毎年ユニークな作戦名を発表することで知られていますが、今年は「輝け大作戦」でした。一見、楽しげなネーミングですが、ここには深い意図があります。
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「結束」から「個」へこれまでは「チームの絆」を強調してきましたが、今年は一歩進んで「一人ひとりが輝くこと」、つまり「個人の能力を最大限発揮すること」を求めました。
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プレッシャーを「楽しむ」力「失敗してはいけない」と縮こまるのではなく、「自分が主役だ、輝く場所だ」と捉え直す(リフレーミングする)ことで、選手たちは過度な緊張から解放されます。
実際、黒田選手もレース後に「記録は狙っていなかった」と淡々と語りつつ、チームの強さを誇っていました。ビハインドの状況でも焦らず、自分の走りに集中できたのは、この「楽しむメンタリティ」が浸透していたからこそでしょう。
史上初となる2度目の総合3連覇を達成した絶対王者は、一昨年9月にリニューアルした寮をフル活用して、食事面、メンタル面で大きなプラスとなっていました。以前の寮は調理する設備が整っておらず、業者が配達した食事を摂っていました。しかし、現在はOBで栄養士の鶴貝彪雅さんが調理した料理を食べることができます。原監督の妻で寮母でもある美穂さんは「温かいご飯を食べれたり、ちょっと体調が悪い子に対してだったり、一人ひとりに合わせて提供ができている」と語りました。身体の栄養はもちろん、心の栄養も蓄えることができるようになったのです。箱根駅伝前は感染症予防のため、美容院に行くこともできません。気分転換の機会が限られる中、料理で季節感を味わえるようになったといいます。「今までだったらクリスマスやお正月でも関係なしで普通の料理しか来なかったけど、今はイベント食みたいなのを考えている。年末にはおせち料理的なものをつくったので、学生も喜んでいるんじゃないかな」と明かしました。
さらに食堂兼ミーティングルームが憩いの場になっています。選手たちにとって原監督は「雲の上のような人」だが、美穂さんや鶴貝さんは気軽に相談できる相手です。美穂さんは「食堂に行ったら話を聞いてくれる人がいるのって結構いいじゃないですか。緊張した時に抜いたりとか、ちょっと話したい時に話したりとか、そういった部分では(ストレスなどの)はけ口にはなっていると思う」とメリットを口にしました。選手寮で飲酒できるのは年に一度だけ。復路が終わった1月3日の夜だけです。1月7日からは通常通り午前5時半から真っ暗な公園で朝練習が再始動しました。これが青学選手の日常です。
前回大会の主力メンバーが6選手も卒業して抜けました。今季は新チーム結成時に原監督が「箱根駅伝、勝つ確率は0%だよ」と厳しい言葉を掛けるも、選手たちは一念発起をし、1年をかけて進化を遂げました。1日目の往路を終えて「青学大は往路で選手を使い切った。復路での逆転はある」とライバルチームの監督は口を揃えました。確かに復路には無名の選手ばかりでした。しかしこの発言に発奮した選手達がトップの座を一度も譲ることなく快走を見せます。美穂さんは「毎年学生のすごさを身に染みて感じる。本当に急に成長しちゃうのでうれしい」と笑みを浮かべました。競技内だけでなく、競技外でも体制を整えた結果のタイトルでした。彼らが最初に取り組んだのは、寮の部屋掃除だったそうですきっかけは9区の区間賞を取った寮長の佐藤有一選手(4年)が黒田選手の部屋をのぞいた時だったそうです。机に置かれた本の向き、ゴミも一つもない。整然とした部屋に寮長は「こういうところが競技力につながると思って全員に呼びかけた」と語ります。
昨年2月に血液のガンで亡くなったチームメートの皆渡星七(みなわたりせな、21歳)選手への思いを、選手たちは腕や脚に油性ペンで「★7」と書いたり、七つ星がデザインされたリストバンドを巻いたりして、七つ星マークを記したタスキをつないで激走しました。
東海地区の中京大学出身の原監督は「私自身が箱根駅伝を走ったことがないからこそ、試行錯誤の経験の中で『箱根駅伝を勝たせるためにどうするか』という戦略を作り上げた」と。全路ベースから緻密に練られたノウハウが、青山学院大学の優勝を支えていました。原監督は選手育成をする上で「技体心」を強調します。「正しいノウハウを持って一年間鍛えていけば選手はものすごく成長し、身体も出来上がって、最後には『勝つ』心意気になる」の信念の下に、緻密で柔軟な選手指導こそが原監督の真骨頂です。「今回の常識は、明日の非常識です。我々もリミッターを切らなければならない」と気を引き締めました。♥♥♥
バス停リニューアル
この秋より朝のNHK連続ドラマ、松江を舞台にした「ばけばけ」がスタートしましたね。小泉八雲と妻・セツが主人公のモデルの物語です。やはりNHKの朝ドラの効果というのは絶大なようで、土曜・日曜日はもとより、平日でも松江の街は観光客や観光バスで溢れ返っています。街の至る所で(特に松江城近辺)外国人も見かけます。街の中では、八雲とセツが並んだイラストと「あげ、そげ、ばけ」のキャッチコピーの看板や垂れ幕をあちこちで見ることができます(写真下)。
松江市内のバス停にも変化が見られます。いろいろなバス停でリニューアルが図られ、「あげ、そげ、ばけ」仕様に変わっています。これは、松江市交通局より「市内中心部のバス停を、このイラストとキャッチコピーに、リニューアルしたいので、協力してほしい」との依頼を受けた「プロジェクトゆうあい」が、2ヶ月ほどかけて、市内のバス停の現地調査とバス停のサイズに合わせたデザイン、そして貼り出しの作業を行ったようです。市内29箇所のバス停が見事に変身しました。
「プロジェクトゆうあい」では、もう10年以上、市内のバス停に、様々なイラストの入ったシートを貼ってきれいにする活動を行っており、松江の街の環境美化に貢献してきました。昨年は松江市総合体育館周辺のバス停を、地元のバスケットボールチーム「スサノオマジック」デザインのバス停へとリニューアルしています。
朝ドラの「ばけばけ」、大ヒットするといいですね!この記事は、「ゆうあいレポート」最新第53号を参照しました(⇒コチラで読むことができます)。
リニューアルしたのはバス停だけではありません。1月9日初仕事で今年になって初めてJR松江駅に行ったところ、自動改札が「ばけばけ」仕様にリニューアルされていました!♥♥♥
山頭火しおラーメン
◎週末はグルメ情報!!今週はラーメン


米子・天満屋で開催されていた「北海道展」に、あの有名な「山頭火」(さんとうか)のラーメンが出店していると聞き、早速出かけてきました。看板商品の「しおらーめん」(1,100円)をいただきましたが、クリーミーなスープがとても美味しく懐かしい味でした。午後2時頃にお邪魔したのですが、狭い会場が満席でにぎわっていました。全てセルフで、番号を呼ばれたら取りに行って、食べ終わったら戻しに行きます。昔、博多で食べたことがあったのですが、その時はあまり印象に残らなかったのですが(その時は「しょうゆらーめん」だったかも…)、舌が変化したからでしょうか、なかなかいい味をしていました。
「らーめん山頭火」は、1988年に旭川市内の中心部・緑橋通りにオープンしました。オープン当初はわずかカウンター席9席のみ、メニューは「しおらーめん」だけでした。初めはお客さんが少なかったお店も、美味しい味わいが人づてに広がり、行列のできるお店に変貌していきます。2006年に当初お店のあった場所からJR旭川駅の近くへ移転し、今も変わらず人気のお店です。
「らーめん山頭火」の創業者は、現在会長の畠中 仁さんです。他店で修業することなく、「家族がおいしい!といってくれるラーメンを作りたい」という思いでラーメンを作り上げてきました。いまは二代目社長の畠中 宙(はたなかおき)さんがお父さんの味と思いをつないでいます。「父は、飲食店で修業経験がない人です。だからこそできた山頭火の味わいでしょう。当時はラーメンを作ることに賭けていたのだと思います」と二代目社長、畠中さん。畠中さんは、幼いころから料理をすることが好きで、お菓子作りや夕食作りの手伝いをしてきました。料理をすることが生活の一部であり、自然なことだったのだとか。小学生のころからお店に入り、洗い物からスタートし、ラーメン作りにも携わりました。中学生のころには厨房にも立ち、お客さんにラーメンを提供していたのだそうです。「子どものころは、生活が大変厳しいものでした。父は食材を無駄にすることなく大切に使っていましたね。いま思えば、ラーメンを作るという仕事に対して“やりきっていたんだな”と思います」毎日「これでいいのかな?」という探求心が更なる味わいの向上につながります。「怠けないで技術の向上を目指して日々研究しています」と畠中さん。日本国中、世界中に多くのお店を展開する人気店でありながら、甘んじない心意気と、ラーメンやお客様に対する謙虚な姿が伝わってきます。「いまあるメニューを常に研究し、お客様においしいものをお出ししています。それが伝わるとうれしいですね!」
「山頭火」はその後、「しおらーめん」の他にも「しょうゆらーめん」「みそらーめん」と、メニューを増やしていきました。「しおらーめん」はもちろん、「しょうゆらーめん」も「みそらーめん」も大人気のメニューで、ファンの舌と心をしっかりつかんでいるのが分かります。
「紅をさした色白で細身の女性」をイメージした山頭火の「しおらーめん」は、最後の一滴まで飲める白濁の豚骨スープが自慢です。旨味と香り、やさしい味わいが際立った一杯です。具はチャーシュー、メンマ、ネギ、キクラゲ、梅干、ナルト、ごまです。なんてまろやかな塩ラーメンなんだ!
スープは豚骨ベースです。あっさりと言えばあっさりなんですけど、塩ラーメンとしてはコッテリでしょうか。コッテリなんですけどクドさは感じません。クリーミーで非常にコクがあり、なめらかな濃厚スープです。意外と麺量は多く低加水の縮れ細麺です。細めでツルッと食べられてプツプツ食感です。ドンブリは小ぶりですが、ボウル状の形ですので意外と量は入っています。並盛りでも量は意外に多めです。メンマも良い感じ。太めのメンマが数本入っています。味付けは薄めですが、シャキシャキ食感で美味しいです。トロットロの厚めの豚バラ肉チャーシューが2枚です。柔らかく煮込んでありました。具のクオリティーも高いですね。
特筆すべきこととして、山頭火の「しおらーめん」には1個梅干しが入っています。このラーメンには異例の梅干しの酸味でスープがひき締まります。チャーシュー、メンマ、なると、きくらげ、ネギ、梅干し、ゴマ・・・。美しすぎて、どう表現してよいのかが分かりません。きくらげを絡めながらコリコリの食感を楽しみます。なるとはノスタルジックな雰囲気を演出しています。濃厚具合がほどよいので、濃厚だけれど後味はあっさりとしていますね。豚骨ラーメンなのに、全くくどくないです。

先日スーパー「まるごう」に立ち寄ったら、チルド麺の「菊水 らーめん山頭火 旭川とんこつ塩」(2人前)という商品を見つけました(写真上)。スープを吸い取った四角麺は味が染みこみ非常に美味しいです。スープはコクがありながらも甘めの豚骨スープ。非常に飲みやすくてすっきりしています。インスタントラーメンにありがちな化学調味料の味や香りは一切せず、お店で食べるラーメンに近い感覚です。やや豚骨のコクが弱いですが、チルドラーメンとしては充分合格点といえるスープです。スープと麺の相性も良く、非常に満足できる一品でした。♥♥♥
三菱鉛筆ZENTO
三菱鉛筆から昨年2月になって新発売された「uniball ZENTO」(ユニボールゼント)は、シンプルで上質なデザインと、新感覚のスイスイとした書き心地を特長とする水性ボールペンです。油性、ゲルときて、今度は水性ボールペンも大きく進化するのか!と、文房具好きをワクワクさせてくれた製品です。デジタル化した現代社会において、「書く」体験の格段な向上による文字があふれるような書き心地が、毎日忙しくストレスも多い中で自分と向き合う時間を大切にしたいユーザーに、新たな価値と「気持ちがととのう」心地よいひと時を提供してくれます。北米市場での先行デビューを経て、今回、国内市場でも新たな筆記カテゴリを創出するべく販売が開始されました。
「uniball ZENTO」(三菱鉛筆)は、従来の水性インクの伸びやかな書き心地をそのままに、にじみや速乾性を改良した新開発の水性インクを搭載しています。クッション成分となるPOA界面活性剤を配合する等、筆記時のストレスを大幅に軽減し、新感覚のすいすいとした書き心地を実現しました。また、シンプルでありながら上質なデザインは、生活空間に自然に溶け込み、使う人に「自分にとっての1本」を見つける楽しさを提供しています。以下は「文房具の八ちゃん」による、このボールペンのレポートです。
「uniball ZENTO」は、新感覚のスイスイとした書き味を体感できる、以下のような4種類の異なるモデルで展開しています。「個々のライフスタイルに対応するためには、いろんなモデルを出した方がいい」と考えたためです。
1.Signature model(シグニチャーモデル)(3,300円): 「書く」瞬間に完成するカタチ。マグネット式キャップを軸本体からカチリと引き抜く瞬間は、「書く」に向き合う前のひと呼吸。キャップを逆に挿すとき、やわらかい書き心地を最大限味わうための姿が完成されます。キャップを尻軸に装着した状態でも胴軸とキャップのラインがつながる短めのボディとマグネットでカチッととまる感覚が最高に気持ちがいいです。「ゼント」の書き味を最大限味わえる高級モデルです。
2.Flow model(フローモデル)(1,100円): 手のひらに私のこだわりアルマイト塗装を施したアルミ製のグリップと軸色に合わせた可動式カラークリップ。適度な重量感が流れるような書き心地を生み出します。さりげなくただ確かに、あなたのこだわりを体現する1本です。前󠄂軸が金属製で、低重心と高級感を表現しています。ペンをポケットに挿した時に映えるよう、クリップに軸色と同じ色を塗装しているのもポイントです。
3.Standard model(スタンダードモデル)(275円):“今”に合う色を選ぶ楽しみ。“時や場所” “気分やこころの声”に沿って選ぶ自分の色。指や手が当たる場所を広くカバーするロングラバーグリップで、好きな所で握りやすく安定した書き心地をもたらします。軸の素材には再生材を使用しています。「ユニボールワン」に準じる令和デザインの標準形で実用充分なラバーグリップです。
4.Basic model(ベーシックモデル)(275円):基本のインク色。さまざまな場面で広く使われる、黒・赤・青の3色のインク色を揃えました。色の識別性を高めたミニマルな外観でどんな場面にも自然となじみます。筆記時のブレを軽減したほか、手が痛くなりにくいノックボタンの採用など、使用時のストレスを軽減するためのさまざまな工夫がされています。
上段左から『uniball ZENTO Signature model』
シルバー、メタリックブラック
『uniball ZENTO Flow model』
フローライト、アガット、ジェード、ヘマタイト
下段左から『uniball ZENTO Standard model』
ラベンダー、クラウド、アドビ、シー、ミスト、コースタル、アイボリー、カナリア
『uniball ZENTO Basic model』
黒、赤、青
リフィルは各132円で、ノック式、キャップ式のどちらにも搭載可能なリフィルを0.38mmと0.5mmの各々に黒・赤・青インクで用意しています。交換時に品番が確認しやすいようにと、文字の視認性を高めた表記も施しています。インク色はベーシックモデル(黒・赤・青)以外は全て黒です。
「uniball ZENTO」は、2019年から6年もの歳月をかけて開発チームが本気で挑戦した、新感覚の次世代水性ボールペンです。日本の売り場で存在感を失いつつある水性ボールペンの復活とも言えるような、革命的な一本となっています。デジタル化した社会だからこそあえて「書く」ことを追求した、最初から最後まですいすいなめらかな書き心地です。ストレスや目まぐるしい変化の中で、「書く」を通じて「気持ちがととのう」時間を大切にしていただきたいという思いをカタチにすべく開発したとのこと。
三菱鉛筆は、創業150年を迎える2036年に向けて、「世界一の表現革新カンパニー」になることを「ありたい姿2036(長期ビジョン)」として掲げ、商品・技術・ブランドを通じて「新しい筆記具の市場カテゴリ」を創り出すことを目標としています。従来、油性ボールペン市場においては、“なめらか油性”ボールペン「JETSTREAM(ジェットストリーム)」、シャープ市場においては、“芯が太らない”シャープ「KURUTOGA(クルトガ)」を開発・展開する等、それまでになかった新しい技術、筆記体験、世界観を提案し、好評を博しています。今回も「uniball ZENTO」の立ち上げにより、“新感覚 すいすい水性”ボールペンを創造しました。この「uniball ZENTO」を通じて、筆記具市場のさらなる活性化につなげることを目指しています。最大の特長である新感覚の“すいすい”とした書き味について、事前調査を行い、多くのユーザーにとって、価値を感じてもらえるインクであることを確認しています。
海外ではすでに先行販売中で、購入された方々からもご好評の声をいただいているそうです。「ベーシックモデル」はその名の通り基本的なモデルになります。デザインは「スタンダードモデル」と同じで、グリップ部にはラバーが使われています。滑りにくくとても握りやすいですね。

ZENTOインクには黒、赤、青の3色があり、そのインクカラーに合わせて、「ベーシックモデル」は軸も3種類あります。淡いパステルカラーで柔らかい印象ですね。「スタンダードモデル」のような凝ったネーミングはついておらず、軸のカラーは基本の3色に抑えられています。ノック部分上部にもインクカラーに合わせたカラー表示があるので、ひと目で何色のインクが入っているかが分かりやすくなっていますね。黒、赤、青それぞれ購入初期に装填しているボールサイズは0.38mmと0.5mmの2種類があり、同じインクカラーだと軸の色も同じなので、購入する際は自分の欲しいボールサイズかどうかをしっかりと確認してください。使われている素材は「スタンダードモデル」と同じく再生PP樹脂、再生ABS樹脂です。「ベーシックモデル」を買っても環境保全に寄与できますね。値段も「スタンダードモデル」と同じく税込定価275円です。凝ったネーミングでおしゃれなのは「スタンダードモデル」ですが、インクカラーが識別しやすく実用的なのは「ベーシックモデル」かなと思います。
発売後の反響は、予想を大幅に上回るものだったと担当者は言います。「チャレンジングな企画だったので、受け入れてもらえるか心配だったのですが、いろんな人に手に取ってもらうことができ、新しい価値を提供できたのではと思います。この書き心地をぜひ味わっていただき、“心地よい”と思ってもらえたら嬉しいです」♥♥♥
ウルフアロン衝撃の失神KO勝利!
1月4日東京ドーム、2021年東京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロン(29歳)がプロレスデビューし、前代未聞の転向・入門からわずか半年の練習で即、王者に輝きました。NEVER無差別級王座戦で王者EVILに挑戦。入場ゲートに現れたウルフが、道着をむしり取るように脱ぎ捨てると、長髪はバッサリと切られ丸刈りになっていました。「これから先、もう柔道着を着て戦うことはないというアピール。頭は今朝、丸めた。入門した段階で決めていた」。金メダルの栄光を捨ててゼロから生まれ変わる、その覚悟を最初に示したのです。新日ヤングライオン王道の黒のショートタイツに、黒のニーパッド、黒いリングシューズで入場してきました。一本背負い、払い腰、体落としなど柔道技も組み合わせ、ストロングスタイルで真っ向勝負。目つぶし、股間への襲撃などEVILの極悪非道な反則技も真正面から受け止めながら、最後は逆三角絞めで極悪王者を締め落とし失神させて、衝撃の戴冠デビューを果たしました。1月5日、1月7日の「朝日新聞」全国版でも異例の記事が載っていました。全国紙がプロレスを取り扱うのは、私の記憶ではアントニオ猪木以来です。
1月3日の前日公式記者会見でいきなり殴りかかったEVILと大乱闘。「お前が負けたら丸刈り並びに柔道禁止だ」と挑発され、「やります」と思わず応じてしまいました。柔道着禁止となれば、ちびっ子柔道教室などで指導する機会も奪われます。「そのためにも負けられない」と気合が入っていました。EVILとの因縁は同10月13日の両国大会。練習生のウルフが暴走する「拷問の館」(HOT)の選手を制止するためリングに上がり、鮮やかな払い腰で投げ飛ばしました。これに激怒したEVILと一触即発となり、試合後「1月4日デビュー戦。EVILとやらせて下さい」と直訴。デビュー戦で異例の東京ドームでの王座挑戦が決まりました。「(EVILは)力を持った選手と思っていますが、ひきょうな凶器攻撃や反則をしてくる。稀に見るタチの悪い選手。スポーツマンシップの真反対にいる。正々堂々と倒すだけ」とウルフ。講道館柔道の創始者・嘉納治五郎の“精力善用”(鍛えた心身を善い目的に使うこと)の精神で柔道を学んだ男として我慢ができなかったのです。
入場で柔道男子日本代表の鈴木桂治監督が太鼓を打ち鳴らしてゲキを送ってくれる中(バルセロナ五輪銀メダルの小川直也や、北京五輪金メダルの石井慧の格闘技転向の時と違い、柔道界から「異例のエール」です)、東京ドームを埋めた超満員札止め(4万6,913人)の大観衆からウルフコールも湧き起こりました。「これだけ大勢が見てくれる中で試合をしたのは初めて。体に力が入らなくなったときに意識とは別のところで体が動こうとする感覚があった」。ファンの期待が心に響き、プロレスの醍醐味に震えました。
ゴングが鳴るとエルボー合戦を展開。柔道技で投げ捨てコーナーポストにEvilをたたき付けるとラリアット、ブレーンバスターからのエルボードロップを放ち一気に攻勢に出ます。しかし、場外戦でEvilのセコンドメンバーに袋だたきにされ、Evilからパイプイス攻撃を受けました。悪の攻撃にリング上であおむけになったウルフ。呼吸が乱れ立ち上がれない状態もチョップから一本背負いで逆襲です。乱入した悪の連中を払い腰などの柔道殺法で蹴散らしました。しかし、悪の攻撃は止まりません。Evilが放った白い粉を顔面に浴びると、スコーピオンデスロックで捕獲されます(普通の新人ならここでギブアップです)。ドームに「ウルフコール」がわき起こり必死でロープへ逃げると大歓声が湧き起こります。ラリアット連発を耐え反撃しパワースラムで大逆転。アングルスラムでたたき込み、ボディスラムから「行くぞー!」と雄たけびをあげ、トップロープから棚橋弘至の必殺技「ハイフライフロー」をさく裂させました。フォールにいくも、セコンドがカウントを取るレフェリーを場外に引っ張り阻止しフォールなりません。互いのセコンドがリングインしリング上が大混乱になる中、テーブル攻撃をウルフは顔面に浴び、ダウン。さらに固定したテーブルにあおむけにさせられ、ドン・ファレのボディプレスを受け圧殺され、机は真っ二つです。ここぞとEvilが必殺技「EVIL」を浴びせようとしたその瞬間をうまくかわし、逆十字から両腕の関節をきめ、逆三角絞めで絞め上げ、Evilは完全に絞め落とされ失神、レフェリーが試合を止め劇的な勝利を飾りました(12分53秒、レフェリーストップ)。凶器攻撃、集団での暴行、パウダー攻撃、手荒い洗礼も耐え抜いて、激しい戦いを制し初陣でチャンピオンとなる偉業を達成しました。失意の悪の帝王は、ノーコメントで屈辱の退散です。試合後は「これだけ大勢の人が見てくれるなかで試合をしたのは、僕の人生で初めてでとても大きな経験になりましたし、今日だけではなくこれからもずっとこれだけの人数に見られながら試合がしたいと思いました」と明かしました。その憧れの世界での大きな1歩にも「おごってしまうと足をすくわれる。しっかり地に足をつけて成長する」と、勝ってかぶとの緒を締めました。「正直、今日の勝利はビギナーズラック、どれだけ対策をされても、その上を行けるプロレスラーを目指していく」と。
くしくもデビュー戦の舞台がプロレス史に一時代を築いた棚橋弘至の引退興行と重なりました(オカダカズチカにフォール負け)。「運命的なものを感じる。棚橋さんが培ってきたものを、新しい形にもっともっと追求していきたい。プロレスは大きなバトン。いろんな形につなげていきたい」。ウルフはプロレス新時代の主役になる決意です。♥♥♥
and so on
and so on=「など」と丸暗記している高校生が多くいます。しかし厳密には、「など」とand so onの間には違いがあります。ここら辺を理解せずに、何でもかんでもand so onとやってしまう高校生が沢山いるのです。受験熟語集でもこういった注意をしているものはあまり見かけません。また、カジュアルな日常会話ではand so onはあまり使いません。and so onは「など」「とか」という意味で、 「A、B、Cなど」という風に、たくさんあることをリスト化して述べる時に使います。and so forthと同義です(ややフォーマル)。「などなど」というふうにさらに強調するために、…and so on and on, …and so on and so forth, …and so forth and so onとすることもあります。 商業文や学術書、専門書などではetc.を使います(書き言葉)。etc.はラテン語のet ceteraの略でthe rest(残り)という意味です。 一方、日常会話ではand so on, and so forthでさえ少し堅い印象があるので、and all that, and things like that, and stuff like thatなどを使います。
and so onは、常に「など」という和訳が正しいとは限りません。逆に日本語で「など」が使われている文章を全てand so onと訳すると、ネイティブは違和感を感じるかもしれないのです。その違いは大きく言って次の三つ。【1】and so onは人に対しては使いません。失礼な感じがあるのです。 【2】and so onは同類のものをリスト化するときに使います。 【3】and so onには相手が「同類のもの」を予想できる文脈が必要です。
【1】and so onは人に対しては使わない
1つ目の違いは、and so onは人に対しては使えないということです。 and so on, and so forth, etc.のどれも人に対しては使いません。モノや物事に対する「など」として使うことが定例となっています。使っても文法的には正しいのですが、失礼な感じになるので、避けた方がよいでしょう。 代わりにand some othersを使います。
【2】and so onは同類のものをリスト化する
2つ目の違いは、and so onは同類のものをリスト化するという点です。 逆に日本語の「など」では同類ではないものもリスト化できてしまいます。「ホームセンターに行って、本、家具、犬の餌などを買った」の「など」にand so onは使えません。 なぜなら「本」「家具」「犬の餌」は同類ではなく、バラバラで異質のものだからです。
【3】and so onには相手が「同類のもの」を予想できる文脈が必要
3つ目の違いは、同類のものをリスト化するにしても、and so onを使うためには、読者もしくは聞き手が予想できるようでなければなりません。
She likes apples, oranges, bananas and so on. 彼女はリンゴ、オレンジ、バナナなどが好きです。
この文章は、リンゴ、オレンジ、バナナ…などでフルーツが続くことが予想できますよね。 なので正しいand so onの使い方です。「ここから先は言わなくても推測できるでしょ」というニュアンスですね。
We need to buy some vegetables like carrots, potatoes, onions, and so on.(にんじん、じゃがいも、玉ねぎなどの野菜を買う必要がある。)ここでは、and so onが「他にも野菜がいろいろある」という意味を含んでいます。
She is smart, creative, hardworking, and so on.(彼女は賢くて、創造的で、勤勉で…とにかくいろいろすごい。)形容詞や人の性格を並べた後にand so onで締めると、
「他にもたくさん良いところがある」という印象を与えます。一方、次のような使い方は誤りです。
×We went to London, Oxford, and so on. 私たちはロンドンやオックスフォードなどを訪れた。
and so onは「そのように続きます」という意味なので、残りを省略しても相手がリストを自分で完成できる時にしか使えないのです。例えば、Monday, Tuesday, Wednesday, and so onとかone, two, three, and so onなどです。and so onが使えるのは、相手が省略されたものを知っている場合だけで、それ以外の場合に「他にもある」と言いたいのなら、and some other~と言わねばなりません(デビッド・バーカー『英語じょうずになる事典(下)』(アルク、2017年))。
『大学入試英語熟語最前線1515』(研究社、2024年)では、「▲このsoは「そのように、同じ調子で」の意味。onは<継続>の用法。同様な例が続くことを示す表現」と、その成り立ちを教えてくれます。今の所、最も優れた大学入試のための熟語集だと感じています。
ついでにetc.についても触れておきましょう。まず第一に、etc.はフォーマルな表現ということです。「など」の英語表現はたくさんありますがetc. はその中でもフォーマルな表現になります。そのため文章など書き言葉において「~など」の意味でよく使われます。通常の会話で「など」と英語表現する際は「etc.」はあまり使われません。次に表記法として、etc. の書き方はカンマとピリオドがセットということです。「, etc.」が正しい英語の書き方になります。「カンマ+スペース1つ+etc+ピリオド」 です。前の部分には例が続くためカンマとスペース1つが必要になります。具体的な例を列挙した後にカンマ(,)で区切ってその後にetc.を配置します。「AやBやCなど」は英語で「A, B, C, etc.」と表現できます。また、etc. で文が終わる場合はピリオドは1つでOKです。etc. はet ceteraの略記のため英語で書くときは末尾にピリオドを打つ必要があります。英語の文章がetc.で終わる場合は「etc.」とピリオド1つで統合できます。「etc..」と2つピリオドを打つ必要はありません。etc. の前に and は不要です。and etc. という英語表現は間違いです。et ceteraのetは英語でandという意味をすでに示しているためです。etc.では例は3つ以上が好ましいでしょう。etc. は挙げられた例が必ずしも似たようなものにならなくてよい英語表現です。etc. 自体には「言及したものと同じようなもの」という意味があります。ただし使用上は縛りはありません。そのためetc. の内容を推測するためには、少なくとも例が3つ以上ある場合が望ましいです。
and the like:意味は「など」ですが挙げられた例は類似している必要があります。
such as:意味は「など」ですが挙げられた例は前の言葉に含まれる必要があります。
We saw lots of lions, tigers, elephants, etc.
と書かれていて、例えば「A, Bなど」のように2つ以上のものをリストアップした後にくっつけて、同じカテゴリーの似たようなものが他にもあるけど全てを書かない(書く必要がない)時に、この “etc.” を使うんですね。
逆に言うと、“etc.” にどんなものが含まれるのか読み手が分からない場合には使えません。例えば、上の辞書の例文を訳すと「私たちはたくさんのライオン、トラ、象などを見た」となりますが、“etc.” から想像できるのは他にもいくつかの動物を見たということです。この場合は “etc.” に含まれるのは「動物」というカテゴリーのものであることが読み手に分かるので “etc.” が使えます。ところが、
We saw lots of cars, trees, people, etc.
とは言えません。同じカテゴリーのものではなく、“etc.” に入るものが何なのか読み手が想像できないからですね。英語でetc.を使う時は列挙すべき事柄が相当数あって、とてもじゃないけど言い切れないという場合で、「ほんの一部だけ述べますがもっとあるんですよ」という意味です。「テニスや野球などをします」を英語にすると、I enjoy playing tennis, baseball, etc.ではなく、I enjoy playing sports such as tennis and baseball.が正しい英語です(ジェームズ・M・バーダマン『英語のワナにはまるな!これが正しい選択だ!!』(IBCパブリッシング、2013年))。♥♥♥
social suicide
◎無事ですのでご安心ください!
1月6日(火)10時18分、松江市を震度5強の強い地震が襲いました。私は近くのガソリンスタンドでファンヒーターの灯油を給油している真っ最中でした。今までに経験したことがないような地面がバウンドするような激しい揺れでした。ガソリンスタンドもパニック状態です。すぐに家に帰ると、さらに3回ほど強い揺れが襲ってきました。本当に久しぶりの地震で恐ろしかったです。前日の5日夕方、震度2の地震がありましたから、これが予兆だったのでしょう。私は早めに休んでベッドの中で揺れを感じておりました。震源は安来市広瀬町布部付近だったようです(広瀬町は私の故郷)。家の中は1階はほぼ変わりがなかったので、安心しましたが、2階に上がってみると、書棚の本がたくさん崩れ落ちていたのと、仏壇の仏具が床に散乱していました。隣の幼稚園では子どもたちがみんな中庭に避難に出て怯えていました。自然災害は恐ろしいですね。でも幸い被害が少なくてホッとしました。能登の人達はどれだけ怖かったかに思いを馳せました。その後夜になっても小さな余震が7回くらい感じられ気持ち悪かったです。お電話やメールでお見舞いくださった方々、ありがとうございました。無事でおりますので、ご安心ください。
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今日の話題です。social suicide (直訳すると「社会的自殺」)という表現をご存知でしょうか?同時通訳者の松下佳世(まつしたかよ)さんが、多様性に関するシンポジウムで通訳をしていたときのことです。日本在住で海外にルーツを持つ10代の女性が、自分や友人の置かれている状況をsocial suicide という言葉を使って強く訴えました。suicideといえば「自らの意思で命を絶つ」という意味しか知らなかったため、話の飭が見えなくなり、とても焦ったと、松下さんは回想しておられます。
そのまま「ソーシャル・スーサイド」とカタカナで出し内容も直訳してその塲をしのごうとしましたが、それではおよそ聴衆に伝わりそうにもありません。さらにこの言葉が何度もキーワードとして出てきたため、通訳者としては非常に苦しい状況に追い込まれました。ちょうどその時、同席していた日本語の分かるイギリス人の大学教授が、日本語では「仲間外れ」が一番近い、と言って助け舟を出してくださって、全てがつながりました。仲間外れにされること、また、そのような状況を自分から作ってしまうことを指していたのだ、と理解できたのです。
social suicide は比喩表現で、自殺(自傷行為)を指す言葉ではありません。「社会的信用・評判・人間関係を大きく失う行為や状態」「自ら社会的つながりや役割を断ち孤立すること」「強い社会規範に反する行動によって社会的に終わること」という意味で使われます。通常、動詞のcommitを伴って、自ら社会的つながりを絶つことを意味します。例えば、宗教や性的指向を告白して親族から勘当されたり、虐待を受け親と絶縁したり、前述の若者のように、仲間外れや集団無視によって孤立したりするケースなどが当てはまります。文脈によって、「仲間外れにされる」「村八分にされる」「社会的に自滅する/社会的に終わる」「信用を失う」「評判を台無しにする」「社会的に孤立する」といった日本語訳も可能でしょう。
このように、suicideという名詞は、「自殺」や「自殺者」を表すだけでなく、比喩的に「自殺するようなものだ」という意味にも使われます。辞書で調べてみると、日本語の「自殺」は「自ら自分の生命を絶つこと、自害」(広辞苑)を指しているのに対して、英語のsuicideは上記の意味に加えて、“You say that people commit suicide when they deliberately do something which ruins their career or position in society.” (自分のキャリアや社会的地位を故意に破滅させる行為のことをsuicideと言う)となっており(『コウビルド英英辞典』)、英語のほうがより広範囲な意味を持っていることが分かります。後者は「自殺」よりも「自滅」という日本語に近いかもしれません。
social suicide(ソーシャル・スーサイド)は、直訳すると「社会的自殺」ですが、実際に命を絶つという意味ではありません。主に「社会的な立場・評価・信頼・人間関係を自ら壊してしまう行為や状態」という意味で使われています。使い方としては、「その発言は完全にsocial suicideだよ」「あの投稿、social suicideじゃない?」といった感じです。具体的な状況としては、次のような場合でしょう。
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空気を読まない発言をして、周囲(学校・職場・オンラインコミュニティ)から一気に距離を置かれる。
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炎上するような投稿をSNSにして、信用を失う。
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ルールやマナーを無視して、学校や職場で孤立する。
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グループ内で致命的な裏切りをする。
Posting that comment would be social suicide. (そのコメントを投稿するのは、社会的に自滅行為だろう。)
He committed social suicide by publicly insulting his teammates. (彼は仲間を公然と侮辱して、社会的信用を失った。)
Quitting without notice is career――and social――suicide in that industry. (その業界では無断退職は、キャリア的にも社会的にも致命的だ。)
She chose social suicide to stay true to her beliefs. (彼女は己の信念を貫くため、あえて社会的孤立を選んだ。)
使われ方のニュアンスとしては次のことが言えるでしょう。♥♥♥
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比喩表現(かなり強い言い方)
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「それをやったら終わる」「社会的に致命的」という警告や皮肉として使われることが多い
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カジュアルな会話やネットスラングでも使われる

























